アウクスブルクのハイコ・ヘルリッヒ監督は、16日に行われるブンデスリーガ第26節ヴォルフスブルク戦でのベンチ入りを禁止された。14日、ドイツ誌『デア・シュピーゲル』が報じた。

 現在48歳のヘルリッヒ監督は、3月11日にマルティン・シュミット監督の後任として14位アウクスブルクの指揮官に就任。しかし、ブンデスリーガは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月13日から中断してしまい、ヘルリッヒ監督のデビュー戦は延期となってしまっていた。

 ブンデスリーガは5月16日からの再開が決定しているが、ヘルリッヒ監督の初陣はまたしてもお預けに。ドイツ・サッカーリーグ機構(DFL)は各クラブに対し、リーグ再開前に1週間の検疫を指示していたが、ヘルリッヒ監督はこれを無視。同監督は隔離されていたホテルを出て、「歯磨き粉」と「スキンクリーム」を買いにスーパーマーケットへ行き、DFLの要件違反でヴォルフスブルク戦でのデビューは叶わなくなってしまった。

 ヘルリッヒ監督は記者会見を通じ、「私はホテルの外に出るという、取り返しのつかない過ちを犯してしまった。この状況では、私はチームや一般市民に対する規範の役割を担うことはできない」と自身の行動を謝罪。同監督はさらに数日間隔離され、新型コロナウイルスの検査で2度の陰性が確認されてから練習に復帰する予定だ。

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