新型コロナウイルスのパンデミック発生後、唐突に姿を消した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長。20日もの間、公の場に姿を現さなかったことから“死亡説”も囁かれたが、今月1日に肥料工場の竣工式に出席した姿が報じられ“健在ぶり”がアピールされた。

 やはり“死亡説”はデマだったのか……? しかし、竣工式に出席した人物は本物の金正恩氏ではないという疑惑もあがっている。そうした中、英紙「The Sun」(5月6日付)が、金正恩氏が影武者と思しき人物と会話している映像を公開。“影武者説”がにわかに再燃しているのだ。

 2017年7月28日に撮影された北朝鮮製大陸間弾道ミサイル「火星14号(Hwasong-14)」の発射実験施設において、あの特徴的な刈り上げた髪型と黒い人民服を着た金正恩氏らしき人物が、黒いピンストライプのスーツとキューバンヒールを着用したこれまた金正恩氏と思われる人物と会話している姿が収められているのだ。


 この中に本物がいればの話であるが、おそらくスーツを着ている人物が本物の金正恩氏で、人民服を着ている人物が“影武者”だろう。驚くべきことに人民服を着た“影武者”は2人も映っている。ちなみに、某国諜報機関関係者であるジェームズ斉藤氏によると、影武者は3人いるというから、もしかしたらスーツを着た人物も影武者かもしれない。

 関西生まれの在日3世で脱北者でもある作家の金柱聖(キム・ジュソン)氏によると、「金日成や金正日は、自身の映画を作るために自分そっくりの人をわざわざスカウトして俳優にしたという話は確かにある」という。こうした俳優は一号俳優と呼ばれ、「外国から一流の整形外科医を呼び寄せ、瓜二つになるように手術を受けさせた」そうだ。また、こうした人物を本人の体調が悪く公の場に出席できない時に、代役として使っていたという噂も。


健康状態が懸念されている金正恩氏もこうした“伝統”を踏襲している可能性は十分にあるだろう。肥料工場の竣工式に出席した人物ももしかしたら……?

 ネット上では金正恩氏の過去の写真と最近の写真を比べ、耳たぶや前歯に違いがあるとも指摘されている。先述のジェームズ斉藤氏によると、金正恩氏が姿を消していた間に、影武者に正式な権力の継承が行われ、それにより本人が死亡しても金体制が継続できるようになっているという。公式に死亡が発表されるのは、まだ幼い金正恩氏の子息が成長してからとのことだ。

 つまり、今回の竣工式への出席だけでは死亡説は却下できない。むしろアメリカのトランプ大統領や韓国の文在寅大統領など、金正恩氏の死を喜べない人々が死亡説を必死に否定している状況こそ、裏の真実を如実に物語っているのではないだろうか?

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https://youtu.be/xH_UH7DZrpQ

https://tocana.jp/2020/05/post_155385_entry.html