【音楽】クラフトワークはなぜ偉大なのか? 音楽史を塗り替えた「ロボット」の功績 [muffin★]
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2020/05/07
クラフトワークの共同創設者、フローリアン・シュナイダーが73歳で亡くなった。ドイツが生んだテクノのパイオニアは、後世のポップミュージックにどんな影響をもたらしたのか? ele-king編集長の野田努が解説する。
■「ロボット」という永遠のコンセプト
そのときの衝撃は、30年以上経ったいまでも鮮明に覚えている。僕は中学生で、ラジオで初めてクラフトワークを聴いた。「Showroom Dummies」という曲だった。到底、この世界の音楽とは思えなかった。いままで聴いたことのない何かに感じた。その翌年、『The Man-Machine』が発売された。僕が最初に買ったクラフトワークのアルバムだった。
それが機械で作られた音楽であることに感動を覚えたわけではなかった。ひとつにはそれが、いままで聴いたことのない陶酔的な音楽に思えたこと、そしてもうひとつは、変な話だが、リスナーとしての自分のレヴェルがひとつ上がったように思えたことが、いまでも忘れられない。こと「The Robots」(明らかに「Showroom Dummies」の延長)には本当にくらくらした。「私たちはロボット」、そう繰り返し歌う彼ら自身もロボットだった。クラフトワークは、クラフトワークというバンドではなく、クラフトワークというコンセプトであり、フィクションとなった。永遠である。
さて、ではこの偉大な存在の特徴を列挙してみよう。
1. 英米以外にもポップ・ミュージックがあることを世界中に認めさせたこと。
2. 現代音楽とポップを融合させたこと。
3. 電子音楽をポップにしたこと。
4. バンドそれ自体がコンセプトになったこと。
その影響が最初に顕在化したのは、ブライアン・イーノの『Another Green World』、デヴィッド・ボウイのベルリン3部作やポスト・パンクにおいてだった。『The Man-Machine』は、ロックの古くさいクリシェ(やかましいギター、汗臭いドラム、お決まりのシャウト等々)を否定する、ポスト・パンクのひとつの指標ともなった。UKのデペッシュ・モードやOMD、ヒューマン・リーグといったバンドがその代表的なフォロワーである。USではスーサイドがクラフトワークとヴェルヴェット・アンダーグラウンドを繋げているが、スティーヴ・アルビニのビッグ・ブラッグによる「The Model」のカバーも忘れがたい。母国ドイツからは、DAFやリエゾン・ダンジュルーズが登場した。もちろんフロント242やニッツァー・エブなどのボディ・ミュージックにもその遺伝子は伝達されている。
■クラフトワークは信仰であり、思想であり、哲学だった
さらにまた、影響はエレクトロという、80年代初頭のヒップホップにも及んでいる。興味深いことに、どう考えてもヨーロッパ臭く、白い音楽に思えるクラフトワークは、メンバーが黒人じゃないかと勘違いされるほどにUSの黒人やディスコ・シーンで受けたのである。「Trans-Europe Express」のフレーズを取り入れ、「Numbers」のリズムを使っているアフリカ・バンバータの「Planet Rock」は、アーサー・ベイカーという白人プロデューサーの入れ知恵だったが、ヒップホップのシーンでクラフトワークの人気があったことは事実である。とくに1981年の『Computer World』が、『Radio-Activity』〜『Trans-Europe Express』〜『The Man-Machine』と続いたメランコリーとは傾向を異にする、遊び心ある愉快な作品だったことも、当時、ヒップホップで受けた理由のひとつだろう。
ただし、クラフトワークからもっとも根深い影響を受けたのはデトロイト・テクノだった。60年代、モータウンを生んだ場所とは思えないほど荒廃した町に生きる黒人は、クラフトワークのコンセプトに対して、なかばスピリチュアルとも言えるほどの強い思いを抱き、音楽を作った。彼らにとってクラフトワークは信仰であり、思想であり、哲学だ。その初期の成果がサイボトロンの「Clear」(後に、ミッシー・エリオットにサンプリングされる)のような曲だった。「私たちはロボット」、その歌詞は、ロボットによって自動車工場の仕事を奪われた黒人労働者たちが暮らしているモーターシティでは、絶望の音楽にも聴こえ、同時に、それが未来的な響きを持っていることから希望の音にも聴こえた。長い休止に入ったクラフトワークが1991年に『The Mix』を発売するのも、デトロイト・テクノに刺激されてのことだった。そしてデトロイト・テクノ以降、つまりクラブ・ミュージックが普及した現代では、電子音楽のすべてにおいて、その影響を受けていない音を探す方がむしろ困難である。
https://images.rollingstonejapan.com/articles/33000/33804/ORG/953f3b77e7b1d32e031daaa8cf7110db.jpg >>8
彼らは一貫して
我々はミュージシャンではない労働者だと言ってたからね 打ち込みとか無い時代にプログラムで音楽をやってたから 現代音楽の祖はスティーブライヒだから
アナログでプログラムという思想を現代音楽に持ち込んだ
スティーブライヒ このアルバムだけ聴いたことあるけど
ライナーが伊藤セーソクなのが意外だったな 20年位この世にお披露目されなかったPre P-MODELの配線上のアリア Kraftwerk - Pocket Calculator / Dentaku (live)
https://m.youtube.com/watch?v=WvIRsDHFiis クラフトワークは神
ビートルズやストーンズ等は比較できない ボクハオンガクカ
デンタクカタテニ
タシタリヒイタリソウサシテ
サッキョクスル ロボットの五音音階と三味線のような音色は非常に日本人には親しみやすい >>20
西新宿でザラザラ売ってたけど海賊版?だったな 野田努の言ってることかなり無理な牽強付会多いから信用しないほうがいいぞ
テクノテクノで何でもデトロイトテクノに持ってくし
英語読めるやつならオリジナルの話読んだほうがいい >>29
デトロイト至上主義は苦手だわ
URだってハードコアやってた訳だし、ハウスとの境目もなくなってるし
いつの思想だよと >1
スーサイドってこんなところに名前が出るほどメジャーだったのか 古臭いんだけどそれが凄くいい
電気、家電、レトロフューチャーって感じで >>30
どっちが凄いもなにもYMOはクラフトワークのパクリだからな 完全に後追いだけど初期がいい
人間解体とかなんか違うわ クラフトワークをそのまま丸パクリしたのがYMOで正常進化させたのがダフトパンク discovered by madame Curie オレも中学生の時ラジオで聴いて衝撃を受けて次の日にCDを買いに行ったから、少し野田と似てるかも。
ちなみにそのラジオのDJは布袋寅泰で、かかった曲はロボット。 >>29
日本の名前が売れてる音楽評論屋って、
どれもこれも思い込みが激しい我田引水系だよね
佐々木敦とか
アメリカの評論家で大家扱いされてる人は、
ロバートパーマーとか、ちゃんと学術的資料価値がある本とか書けるんだけどね
日本はアカデミックとは無縁は感想文書いて、メディアででかい声出せる奴が評論家で有名になっちゃう国だから、
文化レベルが低いよね YMOはもちろん参考にはしたと思うけど、結果としては似てないと思う。
インソムニアがショールーム・ダミーズっぽいと思ったことはあるけど。 予備知識無しで初めて買ったCDがヨーロッパ特急でなんだこりゃと思った思い出 >>34
マイナージャンルのビッグネームでしょ
ロックのガイド本でも常連だし >>29
テクノテクノで
草木もなびいてるんだよな クラフトワークの話になると必ずYMO下げが来るよな
パクリも何も全然違うと思うけど >>5
ED曲「ウィッチアクティビティ」のジャケット絵の構図がまんま>1の写真だったな YMOがクラフトワークの影響受けたのは初期だけで
その後はどんどん変化して、独自の路線を切り開いていった
テクノデリックに至っては、もう世界的にも先駆者的に成ってた
クラフトワークは、良くも悪くも変わらないんだよね 今も現役なんだろうけど、初期〜中期あたり
シンセの音がチープで音数少なくてメロディもシンプルなんだけど
すごく良くて現在まで聴き継がれ多大なる影響を与え続けている
音楽って不思議だなぁ〜と思う >>65
たしか横尾忠則がクラフトワークを細野さんに紹介したんじゃなかったかな?
そして元来は横尾さんがYMOのコンセプト担当みたいな予定だったと思う
クラフトワークは人間解体でロシア構成主義のアートとテクノ音楽を結び付けたのがすばらしいアイデアだったと思う
これにより一気にテクノ音楽がロシア構成主義みたいなイメージで世の中に広がったと思う
テクノ精神をビ >>16
この音楽はファンクミュージックだと書いてたな これ系のスレが立つとYMOの話ばっかになるのが5ちゃん
>>1にYMOなんてどこにも書いてないのに
YMOは世界で〜とか、先駆者で〜とか、もういいから 元祖は、ホットバターのポップコーンだろ
曲名知らなくても聞いたことがある人は、結構いると思う 当時のDISCOに革命をもたらしたバンドの一つ
曲は明らかにザ・モデルだよ
当時のファッション誌や新宿の某専門学校やらの
最先端人間が即飛びついたからね
他にはDEVOとB-52's >>16
クラフトワークでメディテーションだ、みたいなこと書いてたなw クラフトワークとYMOは別物だと思う
YMOはドラムがいてベースがいてキーボードがいて、ライブだとギターもいるという
テクノよりフュージョンに近いバンド >>79
近いんじゃなくフュージョンです
後期はオリジナリティあったけど同時に歌謡曲にも擦り寄ってたワケワカ状態
それは面白かったけどサブカル臭いドメスティックな嗜みだった 最初はプログレバンドと呼ばれてたのが、いつの間にかテクノの神様と崇められてて
ブラック・ジャックが恐怖コミックスからヒューマンコミックスになるぐらい驚いた 放射能に福島を加えたのはホントに晩年汚したなって思った クラフトワークは
黒人音楽に決定的な影響を与えた
今でも電子音が全面的に導入されてるのは
クラフトワークのおかげ
むしろ黒人音楽の創始者
ソウルを進化させた功績で残る ゲームで育った80年代小学生、うち町の電器屋
聴かない選択肢はなかった サッカーワールドカップフランス大会の担当と知った時 まだ解散していなかったのか とびっくりした >>87
それが問題ならその前のチェルノブイリ他も問題だろ
素直に何も知りませんでしたごめんなさいと言っておけ テリーライリー、スティーブ・ライヒのミニマルミュージックそのままだけど
デリクメイ何かに似てるとうつうつしてたが、言われれみればそうだね 俺は現代音楽を知っていたからただのポップスだと思ってたよ。 イエローマジックよりムーンライダーズのマニアマニエラの方が近いような Showroom Dummies
インソムニアじゃん。 1996年ぐらいのブリッツ来日に
知り合いの付き合いで行ったけど
曲知らんしさっぱり印象に残らなかったな
坂本とか卓球とかそのへんの連中が
客としてゴロゴロいたのだけ珍しかったが
YMOを通過してすでに廃れて
エイフェックスがいてWARPとかR&S界隈に他にもいろいろいて
ケミブラみたいなのとかドラムンベースまで流行りだしてる時代にとったら
古臭いだけというか何とも思わん音だったよ >>1の文章も日本の評論家ならではの大袈裟な言い方だよな
バンバータとかデトロイトテクノあたりの世代の黒人って
まだ被差別感があったから
とにかく米国の白人文化ぽいもの以外が好きだっただけだよ
アジアのカンフー映画とかも好きだったのと同じで
米国以外の多国籍的なもんを好んだりアイデアの元にしただけ
信仰とか思想とか大袈裟すぎる >>102
制作クリエーターがアップル使うのも信仰、思想やん? >>101
大瀧詠一が「歴史を逆から見るな」と言ってた気が… >>101
後追いだけどずっと聞いてるわ
テクノは聞かなくなったけど
ヨーロッパ特急以前のやつもいい
あんまり知られてないのが残念だ 今の耳で、テクノとか最新とか思って聴くと肩透かしになる
パイオニアってそういうもん >>102
ていうか、野田努を筆頭に日本のライターみんな音楽を綺麗事のストーリーにしすぎんだよ
デトロイトテクノにだって当然ながらクラブでのドラッグとか
セックスとかナンパとかそういう要素大量にあったのに
虐げられた黒人の抵抗の魂の叫びがアンダーグラウンドの何とかかんとか
そんな雑誌向けの感動ストーリー「だけ」に寄せてくる
黒人のDJだとすぐに「漆黒の魂のプレイ!」とか言っちゃったり。
本人はギャラと女の子としか考えてなかったりする >>109
野田努のそういう悪癖みたいなところがあるのは事実だけど
アフリカバンバータは実際にそういう思想持ってたところもあるからまあ多少はね やっぱり、ゆかちゃんがいいと思う
あーちゃんはボケてるし、のっちはバカだからなあ >>99
マニアマニエラはムーンライダーズがテクノに走ったアルバムだよね
アマチュアアカデミーはヒット狙いで、アニマルインデックスは基本に戻った感じ クラフトワークってただコンピュータで出せる音を羅列してるってだけで音楽とは言えんよな >>75
スイッチドオンバッハが先じゃね?
ペリーアンドキングスレーとか
あとホットバターのポップコーンよりガリソンキングスレーのポップコーンの方が格好いいよ! >>115
ほんとそれ
ギターもドラムも弾けば叩けば出る音を羅列してるだけだしな
自分オリジナルの楽器を作って演奏してるやつ以外は全員パクリ 足シタリ 引イタリ
アイハヴァペン アイハヴァナポー クラフトワーク嫌いなミュージシャンもいたわ。
FM聞いてたらモデルをかけてYMOは世界に羽ばたいたけど
それに引き換えみたいな感じで紹介してたな。
プログレの人だったような気がする。 ラッスンゴレライ思い出した。
ラッスンゴレライはブラックレインのアナグラムじゃないか。 Showroom Dummies
YMOそっくり
クラフトワークをまねるにしても、こんなにそっくりじゃねえ、細野さんどうなの? >>129
俺は好きだったわ
Mも好きだったわ
そんなんばっか聞いてた 凄いかと思って聴いてみたらリズムとベースと単音メロディだけのスカスカ音楽でゲンナリしたよ。小学生がスマホ一台あればできるね。 >>135
それが良いんだよ
最も平等な楽器シンセサイザを駆使というか弄れば音楽奏でる
電卓で音楽家って言ってんじゃん 冨田勲とかのクラフトワーク以前のシンセサイザー音楽もすごかったけど、古くからある楽器のシミュレーションだったからな。
電気のテイストを世界観にまで高めてポップスにする発明をしててすごいよな。 ビートルズみたいなもんだな
言おうと思えばいろいろあるし今までだって言われてきたんだけど非国民みたくなっちゃうっていう 冨田勲を無視した記事は無意味
その次がクラフトワークだろ >>138
冨田のやったことは電子音楽によるオーケストラの代用
クラフトワークとかは電子音楽の独り立ち
って感じだね
今のミュージシャンが鼻で笑えるのなら電子音楽にAIを導入するしかない 電気グルーヴ、ってまさにクラフトワークのことだよ。 KBS近畿放送のポップスインピクチャーで阿木譲がロンドンだかで撮ってきたっていう
マネキンのステージは衝撃受けたな
マン・マシーン発売前か直後ぐらいの映像 >>145
シンセサイザーをクラシック楽器の代用品とかじゃなくて、
初めてシンセサイザーの特性を生かした新しい使い方したのは
The WhoのBaba O'Riley。1971年 誰がオリジンかってことばかりこだわるひとっているんだねぇ
ピグミー族の音楽が多分現存する人類最古の音楽になるだろうからそれだけ聞いてれば良いよ
結構良いし 結局このスレをまとめると、コンピュータとロックを融合させた布袋寅泰がパイオニアで至高で勝るものなし、ってところか どんな偉大な音楽家やミュージシャンでも、後世の人からしてみると
フォロワーを先に聞いちゃってるから、別に普通で大したことないじゃんって思っちゃうんだよね
偉大だと力説するだけムダ >>135
ピカソの絵を見て、こんなの幼稚園児でも描ける、と言っているようなもの。
音楽をとことん突き詰め削ぎ落しデザインし尽くした究極の最終形態かつ基本形のひとつ。 >>79
>クラフトワークとYMOは別物だと思う
>YMOはドラムがいてベースがいてキーボードがいて、ライブだとギターもいるという
>テクノよりフュージョンに近いバンド
あいつらはミニマムできないからな
まーぶっちゃけジャズやってるだけだからな 電卓
ミスターロボット
手を取り合って
外人が歌う日本語の歌詞ベスト3 YMOもプラスチックスもグルーヴ感がある
クラフトワークは初期のハウスみたいに自己満足
テクノは時代として必要だった
今はPerfumeにテクノポップのお株を世界的に取られ
でも細く長くやってるYMO
フュージョンといえばそう
テクノフュージョンってヤツ? クラフトワークはなんでツルードフランスに関係するようになったのだ? 40年くらい前にロボットのPVを見て、『人間解体』のLPレコードを買ったわ。 クラフトワークからYMOの話の流れで思うのは、韓国人て大変なんだなって事。
自国の文化を何か語る時、それは日本の何からの影響でとかそうじゃないとか
しんどいやろうなと >>162
メンバー全員自転車始めて特にラルフは相当のめり込んでたんで
自ずとツール・ド・フランスがテーマに。
この自転車熱が後にグループの崩壊を招いたとも言えよう >>157
ジャズ?
テクノドンでやっとミニマルへのアプローチやったけど坂本は細野の意図を汲めずに難儀したそうだ >>160
マンマシーンのアメリカ黒人への影響を見ると、あの短調なリズムに感じるものがあったと言うことだろう
それ以前については試行錯誤期だろうな >>163
考えすぎだよ
ドイツ、コンピューター、コンセプトとかの単語に踊らされてるだけだよ >>30
そらYMOだろ
マイケルジャクソンやエリッククラプトンがカバーしてるくらいだからな >>170
ラルフは事故って死にかけたんだっけか
冗談抜きにヤバかったって クラフトウィッチワークスって日本の漫画かモトネタな。 >>175
マイケルはクラフトワークと組みたくて、自宅に招待してるんだぜ。
「驚いたよ、マイケルが何人も居たんだ」
みたいなこと言ってたよなw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています