20億円赤字のサガン鳥栖は存続可能なのか?


先駆けることオフには、2人の引退選手、期限付き移籍先で完全移籍へと切り替えられた3人を含めて16人もの選手がサガンを去った。

本田の他にも2人がサガン鳥栖U-18から昇格するなど、育成型クラブへの歩みが鮮明に打ち出された直後に、
新型コロナウイルス禍の直撃を受けた。

2月下旬からすべての公式戦が中断されている非常事態下で、Jリーグ側はこの先に再開させるとしても、
最後の手段として位置づけてきた無観客試合の開催も視野に入れている。

予算で計上されている入場料収入7億9000万円の大半がなくなる事態が生じる可能性がある。

感染拡大の一途をたどる新型コロナウイルスの影響で、新規のスポンサーとの契約がまだ完了していない。
公式戦が中断され、ロゴなどの露出がなくなったとして、地場の既存スポンサーから契約を一時的に解除したいという申し出を受けるなど、
予算を作成したときとは状況が大きく変わっている。

話し合いを重ねたなかで実際に一時解除には至っていない状況も、竹原社長は感謝の思いとともに明かした。

すでに大分トリニータなどが市中銀行からの融資を検討しているなかで、資金がショートする時期を「他のJ1クラブよりも早いと思っていただければ」
と先を見すえたうえで、竹原社長は3期連続の赤字と今年度の債務超過を回避する策についてこう言及している。

「いかなる手段を取ってでも、存続へ向けて全力で努力をする。それが市中銀行からの融資なのか、さまざまな寄付なのか、クラウドファンディングなのか、
あるいは新しい試みなのか。このクラブがもつ存在意義にかけて、すべての方々へ最善を尽くして生き残っていく、という言い方でいいでしょうか」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00010000-wordleafs-socc&;p=3

J1鳥栖大ピンチ、20億円赤字 竹原社長「存続へいかなる手段もとる」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-00010006-nishispo-socc