堂安 3週間前に帰国していた、実家で自己隔離実行 五輪延期には「頭をスイッチしてやる」


 オランダ1部PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律(21)が、3週間前に帰国していたことを明かした。

 25日、SNSのインスタグラム上で生配信を行える「インスタライブ」で「実は3週間ほど前に日本に帰ってきた」と報告。「今、日本でコロナのニュース取り上げられてますけど、実際は今もヨーロッパは状況がひどい。監督、強化部長含めて僕のことを考慮してくれて、帰らせてもらった」と説明した。帰国後は空港で検査を受けて問題なく、その後2週間は実家で自己隔離し、今も実家に滞在しているという。

 24日に決定したオランダ1部リーグの今季打ち切りについては「正直、僕も不安はありますけど、それ以上にたくさん不安を感じている方がいると思うので、少しでも話せたらと思ってこういう機会をつくりました」。

 来年へ延期となった東京五輪については「みんな期待してくれていたのを感じていたし、それに応えようと僕だけじゃなく、選手みんな努力していた。(昨年11月に0―2で敗れた親善試合の)コロンビア戦が残念な結果で、選手がかなりの危機感を感じて行動にうつして、3月の遠征を含めて楽しみにしていた」と振り返った上で「この1年間、自分がオリンピックで活躍するために頑張って続けていたことは継続してやるだけ。もっとやらなくてはいけないなと思ったことは、この1年で改善すればいい。頭をスイッチしてやっていきたい。全くネガティブにはなっていない」と前向き。「オリンピックは新型コロナウイルスが治まった後のビッグイベントだと思う。正直、今はアスリートとして何もできない無力さを感じている。この1年しっかり準備をして、オリンピックで活躍している姿を、感動を与えるような姿を見せること。そこに全てをささげてトレーニングしたい」と意気込んだ。

 また、日本で感染が拡大している新型コロナウイルスについては「僕達以上に努力してくれている医療関係者のみなさんがいることを忘れてはいけない。彼らがいるおかげで感染拡大がおさまっている」と感謝。「いろんな意見があると思いますけど、国民が一致団結して乗り越えられるように頑張っていきたいなと思います。僕もそのためにいちアスリートとしてじゃなく、いち国民として、しっかりルールを守って家で過ごすなどしたい」と語った。

4/25(土) 23:00配信
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