卒業後の実際の活動や、卒業発表時のコメントなどから分類。メジャーデビューしている、あるいはオリコン週間シングルチャートでトップ10入りの経験があるグループから、過去1年(2019年4月〜)の間に卒業した人が対象

女子アイドルでは白石麻衣、平手友梨奈、松井珠理奈らセンター経験者が今年に入ってグループを離れることを発表。この1年の卒業生たちは、各グループで主力として活躍していたメンバーが多い。では、グループを離れた後はどんな活動をしているのか。実際の動きなどを調べてみた。

女性の場合は56.5%が“意向”も含めて芸能活動を継続、一方で40.7%が芸能以外の道を選んだ。非芸能組は「学業を優先」するなどの理由も多い。両者の平均年齢を見ると、芸能継続組は22.7歳、非芸能組は20.5歳という結果となった。10代などの若いメンバーは進学などを機に卒業することも多く、すでに経験を重ねている20代は引き続き仕事としてエンタテインメント界に関わっていくということだろう。なお、女性よりも卒業年齢が高い男性では、72.2%と芸能継続率がさらに高まっている。

卒業後に踏み出すジャンルは音楽、女優、バラエティ……と様々。だが、グループに所属していた頃からの仕事をそのまま引き継ぎ、かつ事務所も変わらないというパターンだとスムーズにスタートを切れていると言える。

内容は3月4日時点。舞台は公演中止となったものもある

■退所翌日にSNSをオープン

HKT48時代から太田プロダクションに所属、すでに『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)、『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)と2本の冠番組を持っていた指原莉乃。卒業後も環境は変わらず、現在はレギュラー、準レギュラー合わせて9本と、テレビバラエティを主戦場に大活躍している。

桜井玲香はグループ当時と変わらず乃木坂46合同会社に所属。以前から舞台出演に積極的だったが、2019年9月の卒業後も11月の『ダンス オブ ヴァンパイア』(帝国劇場ほか)に出演するなどの活躍ぶり。同社には、西野七瀬、衛藤美彩ら卒業生11名が、今も所属している。

一方、新たな仕事に踏み出すため、あえて環境を変えるケースもある。元HKT48の兒玉遥は、19年6月の卒業後、女優を目指してエイベックス・アスナロ・カンパニーに移籍。元AKB48の川栄李奈、元欅坂46の今泉佑唯らが所属する同社で再スタートを切った。3月からは移籍して2作目の舞台『改竄・熱海殺人事件』に出演。1月からはAKB48・チーム8を昨年末で卒業した太田奈緒も同社に加入。5月には舞台『東京カレンダー THE STAGE』(公演中止)で初の主演を務める予定だった。

19年6月の卒業以降、所属する芸能事務所をクロコダイルに変えたのは、元NGT48の長谷川玲奈。声優系の事務所で、トレーニングをしつつ、アニメ関連番組やイベントのMCなども行っている。

男性では錦戸亮が19年9月にグループを脱退。さらにジャニーズ事務所も退所し、ソロアーティストとして活動を始めた。話題となったのは、そのスタートの仕方。9月30日に事務所を退所すると、翌10月1日には個人のインスタグラムやツイッターをオープンするという手際の良さだった。11月からZeppTokyoなど全国14公演のライブツアーを開催。12月には初のソロアルバム『NOMAD』をリリースすると初週7.5万枚を売り上げ、オリコン週間ランキングのトップに。ソロ活動も順調な滑り出しを見せている。

4/23(木) 17:12配信
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