カリフォルニア州ロサンゼルスを本拠にしているNFLラムズのオフェンスライン(センター)で、3季目を迎えているブライアン・アレン(24=1メートル88、137キロ)が16日、「3週間前に陽性反応が出ていた」と語り、新型コロナウイルスの感染者だったことを明らかにした。FOXスポーツに対してその事実を自ら公表したもので、NFLではセインツのショーン・ペイトン監督(56)とチャージャーズの球団職員の感染は判明していたものの、選手ではアレンが初めてのケースとなった。

 アレンはミシガン州立大から2018年のドラフト4巡目(全体111番目)に指名されてNFL入り。本人によればラムズの練習施設でトレーニングをしていた際に味覚異状を訴えて検査を受けたところ陽性だったが、現在では症状は改善されているという。

 NFLは23日から25日までネバダ州ラスベガスでドラフト会議を行うが、今年は感染拡大の影響もあって指名はすべて電話とインターネットで行う予定。開幕は9月10日で、8月からはキャンプインとなるが、選手にも感染者が出たことでシーズン開幕に暗雲が漂っている。

2020年04月16日 15:15アメフト
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