経営苦、コロナ追い打ち 鳥栖社長「外的要因多い」―Jリーグ



新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、Jリーグ各クラブは先が見通せない状況にある。

J1鳥栖も深刻だ。主要スポンサー撤退で今季は当初から厳しい経営が予想されたが、そこにコロナ禍が重なった。

2018年度決算で、鳥栖はJ1ワーストの赤字5億8100万円を計上。
今季開幕前にはユニホームの胸スポンサーだった化粧品会社ディーエイチシーとの契約が切れた。

既に新スポンサーと基本合意に至っているものの、リーグ戦再開のめどが立たないため発表できずにいる。

竹原稔社長は「コロナが収まれば、思っていたようになる。
ただ、外的要因が多過ぎる」と話す。日本の経済全体が落ち込めば「『開催されないサッカーを応援するのはどうなのか』
という経営者がいても、不思議ではない」からだ。

さらなる減収要因もある。例年なら6億〜7億円のチケット収入が見込めるが、
感染防止策としてスタジアムの収容率を50%以下にする案が出ている。仮に平日開催が増えれば、営業面で痛手だ。

Jリーグには経営難のクラブを救済する制度「リーグ戦安定開催融資」があり、
新型コロナ対策として返済期間を延ばし、制裁をなくすなど特例措置が設けられた。

だが、竹原社長はすぐに制度を利用する考えを否定し、「最後に駄目だったら借りるかもしれないが、どこも苦しい中やっている。
自力でいけるなら、自力で頑張る」。

親会社を持たず、12年の昇格からJ1で戦い続けてきたクラブ。思わぬ形で正念場を迎えている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041600720&;g=spo

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