テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」(月〜金曜、後9・54)が13日、非常事態に陥った。メインキャスターを務める富川悠太アナウンサー(43)の新型コロナウイルス感染を受けて、共にメインを務めるフリーの徳永有美アナ(44)も自宅待機に。代役を務めた小木逸平アナ(45)が番組冒頭で経緯を報告した。この日、フリーアナの赤江珠緒(45)の夫である同番組のチーフディレクターがPCR検査を受診したことが判明。スタッフにも感染拡大の疑いが出たことで同番組は経験者らを招集して放送を継続する措置を取った。

 看板番組のピンチに、総動員ともいうべき緊急シフトが敷かれた。関係者によると、100人近い「報ステ」のスタッフのうち、相当数が自宅待機に。放送を継続するため、他番組のスタッフのみならず「全社的に『報ステ』の経験があるという人を指名して集めていると聞いている」と明かした。

 富川アナの感染に続いて、赤江の夫で番組の演出を担当するチーフディレクターも体調不良に。赤江はこの日電話出演したTBSラジオ「たまむすび」で夫の経過について、週末から発熱や味覚異常などの症状が出たため、病院でCT検査の結果、軽い肺炎と診断されたと説明。PCR検査を受けたが判定に4日程度かかり、自宅待機中とした。

 関係者によると「報ステ」に緊急招集された社員は、最低2週間は現在の部署を外れて番組制作に従事。制作部門だけでなく、ビジネス部門に異動していた社員も指名されているという。

 報道帯番組の場合、スタッフは3班ほどに分かれて、ローテーションを組む体制が一般的。そこに常駐するチーフ格のスタッフがいる。今回の「報ステ」では、チーフディレクターに体調不良者が出た格好となった。

 この日の放送では、富川アナ、コンビを組むフリーの徳永アナに代わって、小木アナと森葉子アナ(33)が登場した。小木アナは冒頭で、富川アナの感染と、徳永アナ、森川夕貴アナ(26)ら共演者は体調に異変はないものの、出演を見合わせたことを報告。入院中の富川アナの病状に、熱はなく、肺炎の症状があると触れた。そのうえで「番組では繰り返し感染予防の重要性について訴えてきた中で、このような重大な事態となったことを、非常に重く受け止めております」と語った。

4/14(火) 5:00 ディリースポーツhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000001-dal-ent

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【テレ朝「報ステ」】<富川アナ代役の小木逸平アナ>「このような重大な事態になったことを重く受け止めています」
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