2020/04/09 16:00
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新型コロナウイルス感染が広がる一方、芸能界では別の“ウイルス”の拡大に警戒感が漂っている。
感染すれば重度の肺炎を引き起こし、重篤化すれば死の危険さえ引き起こしかねない病原菌と違い、こちらの“ウイルス”によって
生命が危険にさらされることはない。
その代わり、ひとたび感染の事実が表沙汰になれば、芸能人であれば芸能生命を絶たれ、一般人であれば社会的地位を失う危険を伴う。
それすなわち、芸能界を中心に拡大を続ける“薬物禍”である。
昨年11月下旬に港区麻布十番の一角で発生した飲食店のボヤ騒ぎの裏にも、今後感染拡大しそうな薬物禍が潜んでいるようだ。
「出火元は、東京メトロ麻布十番駅からほど近い場所にあるレストランです。119番通報を受けて消防車が出動しましたが、
 火災自体は早々に消し止められ、大事にはならずに済みました。ただ、騒ぎは瞬く間に芸能界に広がった。火災の背景に、
 ある複雑な事情が絡んでいたからです」(事情を知る写真週刊誌記者)
実は、この店舗の実質的オーナーは、界隈では名前の知られた“ある有名人”なのだという。
父親は某有名球団の監督を務め、現役時代も球団の中心選手として活躍した人物だ。
有名なのは、その息子ということだけでなく、これまでにさまざまな問題を引き起こして芸能界を騒がせてきたという“実績”のためでもある。
「Aは、芸能人や有名プロスポーツ選手、さらにはその子弟らが集う六本木周辺で有名な遊び人です。特に薬物事件で逮捕歴のある歌手の
 息子と昵懇で、2人で店を経営したりしていたようです。Aは大学時代から父親の威光を借りて遊び回り、女性や金のトラブルも抱える
 問題児として知られていますが、長らくクスリにまつわる疑惑もささやかれている、いわくつきの人物なんです」(同)
芸能界のコカインまん延が問題になり始めた一昨年ごろには、関東信越厚生局麻薬取締部、通称「マトリ」がAの内偵を進め、「実際に
 家宅捜索も行った」(同)というウワサまで出回った。
この時には決定的な証拠が見つからず、逮捕は免れたとされるが、ある有名女優の逮捕劇によって疑惑が再燃。
それが、騒動の”発火点”になったのだという。
「沢尻エリカのMDMA所持による逮捕です。実は、Aは沢尻がクスリを買い求めていた売人と深い関係があり、一部マスコミの間では
 ”関係先”として名前が挙がっていた。A自身も、沢尻の逮捕直後から『捜査が自分の手に及ぶのでないか』と非常に恐れていました。
 その不安を膨らませ続けた結果、事件は起きた。なんとAは、自身が経営するくだんのレストランの 中で錯乱し、自ら火をつけてしまったと
 いうのです。違法薬物の影響だったのでは、という見方もあります」(同)
騒動はすぐに業界内で知られるところとなり、実際に週刊誌も取材に動いたとされるが、結局、この件が報じられることはなかった。
そこにも裏事情が絡んでいる。
「Aは球界に隠然たる影響力を持つ父親とともに、芸能界にも後見人的存在がいるのです。この後見人が騒動の火消しに動いた結果、
 記事化は見送られたという話です」(同)