2020年4月4日 15時10分
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0404/ori_200404_4004487649.html

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの声優たちが不安の声をあげている。
ファンイベントが中止になったり、“三密”を避けられない現場についてなど内容はさまざまだが、そんな中、人気アニメ『ふたりはプリキュア』キュアブラック役、
『耳をすませば』月島雫役などで知られる声優・本名陽子が4日、制作現場での対策を呼びかけながら仕事現場の現状を伝えた。
「人が密集しているところ、人との距離が近いところ、換気が悪いところ(3密)に加えて、最近では大きな声を出したり、歌ったりする環境で、多くの人に感染
 させたと考えられます。この人たちがクラスターをつくります。接触者を早期に見つけることにより、さらなる感染拡大を防ぎます。クラスターを発生させない
 ためには、3密に加え、大きな声を出したり、歌ったりする環境を避けることが重要です。感染者数が少なく、接触者が追跡できる場合は、クラスター対策が有効です」
に対して、本名は「随分前から声はあがってますが、もはや私たちは従来のやり方では仕事ができないということ。早期に各事務所、スタジオ、みんなで考えなくては
 いけないと思います」と投稿した。
現場の動きは少しずつ変わっているそうで「ありがたいことに、現場は少人数での収録に切り替わりつつあります」(3日投稿)と報告。
しかし、「わたしの職業の場合、収録時はエアコンも換気扇も止め、マスクを外し、大声を出したり泣き喚いたり、役によって様々です」「外画と呼ばれる吹き替え作品の
 場合、原音を聞くためのレシーバーもイヤホンも共有。(イヤホンは自身で持参することも有)マイクも入れ替わり立ち替わりになります。何と言ってもスタジオ内の
 人口密度の濃さと言ったら。休憩を多く取り、随時除菌や換気をしながらなんとか踏ん張ってますが…」と厳しい現状を明かした。
続けて「声優だけでなく、スタッフも状況は同じで、密室の中で指示を出さねばなりません。声優との接触を避けたとしてもスタッフ間での接触は避けられない。
 納期などの問題もあるのは承知の上ですが、今はできるならばある一定期間、収録の延期を願いたいところです。クラスター発生しかねない仕事場だけに。本当にこわい。
 多くの声優たちがそう感じています」と訴えた。
新型コロナウイルスについては、ほかの声優も同様に危機感を感じている。

アニメ『ポケットモンスター』サトシ役の松本梨香も、本名のツイートに「今まで以上に手間や時間、面倒な事は増える。命が守れるならそんな事くらい、なんのそのと思って
 行動してもらえる現場はいいよね。何が正解なのかわからないけど、考えられる事は全てやった方がいい…ビビリといわれようが関係ない。自分の命大事にしてね」と反応。

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本名陽子