トミーズ雅が復帰 生出演で「大腸50センチない」

早期の大腸がんで手術、休養していた人気漫才師トミーズ雅(60)が4日、レギュラー出演しているMBSテレビ「せやねん!」に生出演し、仕事復帰。「いま大腸が50センチない。新鮮な大腸、テレビ通じて募集しよかな(と)思(っ)て」とぼけ、笑わせた。

休養前とほぼ変わらぬ姿で、2週の休みをはさんでの出演。黄色いシャツを着た雅は「先週と先々週休みまして申し訳ございませんでした」と、変わらぬ口調であいさつした。

この間、同番組レギュラーで、先輩の吉本新喜劇の未知やすえが間質性肺炎のため、2カ月休養すると発表したことを受け「その代わり、やすえ姉さんが今から2カ月間、休みます。姉さん、ゆっくり休んでください。ここ、席を空けて待ってます」と話した。

自身の手術についても詳細に報告。「17日に朝の9時から手術が始まって、終わったのが晩の11時半。15時間」の大手術だったと言い「がんが直腸に1個、S字結腸に1個」あったと報告した。

最初に訪ねた病院では「同時にとれない」と言われ、大阪の名医を紹介された。その手術は「初めは(直腸から)35センチほどのとこに、(もう1つの)がんがあると思ったら、50センチも離れてた。大腸は1メートル50センチあるんですが、僕はそのうち50センチを切った」と説明。また、残った大腸を直腸まで届かせる際には「先生が、5ミリ短かったらあかんかったんやて言うてた」と明かし「いま、大腸が50センチないんで、ください。いや、テレビ通じて募集しよかな」などと言い、相方の健に迫って笑わせた。

この処置のため、術後は「10日間、(絶食で)なんもせんと右から左へ、だだもれや」。大腸が直腸の役目を果たせず、排便ができない状況を振り返った。ただし、現在では「人間、えらいもんやな。大腸が『おれ、直腸ちゃうか?』感じだした」とし、排便も可能になり、日常生活を取り戻したようだ。

結果、体重は「1週間前、あんだけやせてたのに…もう戻った。完全に戻りました。10日間、水だけで10キロやせましたが、10キロ戻りました」と、大きな声で復活をアピールした。

また、新型コロナウイルスにより、志村けんさんが亡くなったことに触れ、親交があった後輩の千鳥・大悟が「まだコメント出してない…。ずっと活躍してたすごい人が、一番最後に愛した芸人が大悟やもんな…」と、心中を気遣っていた。

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