昨年6月の“闇営業”騒動により、芸能活動を休止していた雨上がり決死隊・宮迫博之がYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」を開設してから2カ月が経過した。チャンネル登録者数は約70万人にのぼり、まずまずの結果を残している。そんな宮迫の後をたどるように4月1日、3月15日に大手芸能プロダクション・松竹芸能を退社し、フリーに転身したTKO・木下隆行が公式YouTubeチャンネル「木下プロダクション」を始動させた。

「木下は昨年9月に発売された『週刊大衆』(双葉社)により、後輩芸人を巻き込んだ“金銭トラブル”や“パワハラ”が報じられていました。その後はほとんどメディアに姿を現さず、実質の活動自粛状態となっていましたが、3月31日に設立した新会社『UtREE』でフリーとして活動していく一方、松竹に残った相方・木本武宏とのコンビも継続するといいます」(芸能ライター)

 木下は、初回のYouTube動画で後輩芸人へのパワハラを謝罪し、「また皆様の信頼を取り戻せるようにYouTubeで頑張ります」と表明。ネット上では、「宮迫と同じルートをたどっている」と呆れる声が上がっていた。

「宮迫は吉本興業を離れてYouTuberに転身した一方で、相方・蛍原徹とのコンビは継続中。つまり、木下の動きはこれまでの宮迫と“完全に一致”しているわけです。しかし、実は当初、木下は宮迫をバカにしていたといい、松竹を退社する前から、木下自らごく一部の関係者に、“YouTuberデビュー”を伝えていたものの、ある芸人には、『宮迫のやり方は失敗。自分ならもっとうまくやる』と豪語していたとか」(テレビ局関係者)

 だが、フタを開けてみれば、木下の初投稿は、宮迫の1本目と同じ、“神妙な面持ちでの謝罪動画”で、コメント欄に批判が殺到するという結果まで同じだった。そんな中、宮迫は新たな段階へと足を踏み入れているという。

視聴者の評価は高まりつつも、コンビ復活は難しい?

「宮迫はYouTubeに足を踏み入れた当初こそ、芸能界を含む以前までの支持者から見放されてしまったものの、人気YouTuberとコラボするなどして、動画やTwitterにも好意的なコメントが集まり始めています。直近だと、3月31日発売の『フラッシュ』(光文社)に、“1kg700円ほどの高級米を、8kg以上買い溜めしていた”という宮迫の批判記事が掲載されましたが、翌日、宮迫はYouTubeで同誌編集部に電話抗議する動画をアップ。これも、ネット上では宮迫側が称賛されている状況です」(同)

 ただ、「雨上がりの宮迫」としての復帰は、どんどん厳しくなっているとか。

「週刊誌を相手にした企画など、なりふり構わずな姿勢の宮迫に、吉本芸人やテレビ局は、『もうコチラ側に戻る気はないようだ』と、ドン引きしていますよ。また、蛍原は『宮迫と直接会って話したい』と希望しているのに対し、宮迫はずっと避けているような状態だそう。そのため、蛍原も宮迫への不信感を募らせつつあるのですが、宮迫はすでにYouTuberとして活動していくことを心を決めているのかもしれません。木下も今後、宮迫に倣って『相方や芸能界を捨てる』という道を選ぶのでは」(中堅お笑い芸人)

 宮迫、そして木下には、すでにほかの道は残されていないかもしれない。

2020/04/02 19:12
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