阪神・藤浪ら“疑惑のパーティー”クラスター化 球界“ロックダウン”危機! 一部では「阪神戦ボイコット論」も


 軽い気持ちで参加した食事会が、球界に広げる波紋はあまりに大きい。阪神・藤浪晋太郎投手(25)、伊藤隼太外野手(30)、長坂拳弥捕手(25)が新型コロナウイルス陽性と診断された問題。3人を含む阪神の7選手が参加したパーティーから、同席女性に3人目の感染者が出て集団感染の疑いが強まっている。それでも12球団が定めたガイドラインに従い、阪神は残る4選手の名前を伏せたまま。接触の可能性があった他球団はパニック状態で、もはや球界全体がロックダウンの瀬戸際だ。


 中日は29日、伊藤隼が20−22日にナゴヤ球場で2軍戦に出場していたことを受け、「28日に監督、コーチ以下全選手とスタッフの調査を実施。グラウンドで会話や身体的な接触があった15人のうち、2人を自宅待機、12人を時間をずらしての練習および仕事とする」と発表。現時点で体調不良者は見られないが、この措置に伴い4月3−5日の2軍の広島戦(ナゴヤ)は中止となった。

 “疑惑のパーティー”が催された14日以降、阪神2軍は中日のほかオリックス、ソフトバンクと対戦。オリックスがすでに全選手に聞き取り調査を行うなど、各球団とも対応を迫られている。

 12球団一丸で開幕を目指す厳戒下、球界に限らず全国民に自粛が求められる大人数の会合に出掛けた7選手の自覚のなさ。さらに阪神の対応のお粗末さが、他球団の不信感を増幅させている。

 専門家の提言を受けて18日の広報担当者会議で策定されたマニュアルには、「選手、関係者がPCR検査を受けることが決まった段階で実名を公表、NPBと12球団でこれを共有する」と定められている。26日に藤浪のみ公表されたが、伊藤隼と長坂の情報は翌日に2人の陽性が発表されるまで、NPBや他球団には何ら共有されなかった。

 当然ながら、27日のセ・リーグ臨時理事会で阪神は蜂の巣に。他球団は前日の情報共有の不手際を責めるとともに、「接触者の追跡調査を行わないといけない。残る4人はどうなっているのか」と詰め寄った。ところが阪神の谷本副社長は「この時点での名前の公表はマニュアルにない」の一点張りで拒否。一触即発の場面もあったという。

 そもそも18日に作成されたマニュアルは、各球団が指示する感染防止策を選手らが順守することを前提に、感染者が出るにしてもごく小人数と想定したもの。ある球団幹部が「まさかこのご時世に、大人数の外食だかコンパで集団感染なんて」と声を荒げるように、マニュアルを台無しにする想定外の行動を所属選手が取った阪神が、「マニュアルにない」ことを盾に情報提供を拒むとは笑止千万だ。マニュアルの見直しも必至だろう。

 いま全国で問題になっているのは、若者ら無症状の保菌者がさらにウイルスを拡散させる可能性だ。陽性3選手だけでなく、まだ症状が出ていないという4選手の特定ができないことには、他球団や報道陣との接触がさらなる保菌者を生むことにつながりかねない。

 一部球団では内々に、実戦機会をなくしてでも阪神戦のボイコットを検討中だという。未知のウイルスを甘く見た西の伝統球団が、球界全体を危機に陥れている。

2020.3.30
https://www.zakzak.co.jp/smp/spo/news/200330/bas2003300005-s1.html


※前スレ
【感染タイガース】阪神、セ・リーグ臨時理事会で他球団から叩かれまくる  「マニュアルにない」で4選手の名前公表を拒否
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