足もとを見つめ直せ−。阪神OB会長の川藤幸三氏(70)が29日、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスに感染し、入院中の阪神・藤浪晋太郎投手(25)にメッセージ。前を向いていくよう、熱く話した。

 昨季は1勝もできなかった。ここ何年か、自分の実力を出すことができなかった晋太郎だけに、今年にかける思いは相当だったはず。この時期、野球ができないことは本人にとっても相当ショックだろう。でも、こうなってしまった以上、今回のことを前向きにとらえるしかないというか、そうすべきなんや。

 おそらく病院のベッドの上で、考える時間もあるだろう。もう一回、自分の足もとを見つめ直せばいい。考える時間を「天」が与えたとプラスに考えればええんや。

 俺は(2月の)宜野座キャンプで、晋太郎の練習での動きと笑顔をみて「今年は違うぞ」と感じていた。ブルペンでも、かなりの球数を投げ込んでいたし、時間があればサブグラウンドで走っていた。でも一番、変わったなと思ったのは、藤川や福留ら、プロで実績を残してきた選手に、自ら進んで話しかけて、アドバイスを求めていたことだった。練習が終わって、彼らと(報道陣の)見えないところで、よく身ぶり手ぶりをまじえて話し込んでいる。昨年まで、あまり見られなかった姿に驚いた。

以下ソース先で

2020.3.30 05:04 サンスポ
https://www.sanspo.com/baseball/news/20200330/tig20033005040001-n1.html
https://www.sanspo.com/baseball/images/20200330/tig20033005040001-m1.jpg