東京都は新型コロナウイルスの感染者が急増していることをうけて、小池知事が緊急で記者会見を開き、
「今週になりオーバーシュートの懸念がさらに高まっており、今まさに重要な局面だ。平日についてはできるだけ仕事は自宅で行い、
夜間の外出は控えてほしい」と述べました。また、「週末は急ぎでない外出は是非とも控えていただくようお願いしたい」と述べました。


専門家「明らかにフェーズが変わった」

小池知事が「感染爆発の重大局面にある」として都民により強い対策の徹底を呼びかけたことについて、
感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎教授は「東京ではこの3日間で70人以上の感染が確認されるなど、感染拡大のスピードが上がっている。
明らかに今までとはフェーズが変わったという認識や強い危機感が『重大局面』ということばから感じられる。

週末に多くの人が外出したり、平日でも夜の飲み会などをしたりすることは感染リスクを高めるおそれがあるので、こうした機会を避けることは必要だ。
また、平日の仕事を自宅で行うという取り組みは個人だけでは無理で、会社全体で仕事のスタイルを変える努力をしてもらわなければならない」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200325/k10012350171000.html