防衛省は自衛隊中央病院で受け入れた新型コロナウイルスの患者の症例についてまとめ、
無症状の陽性者や軽症者でも半数には肺に影が見られたことが分かりました。

河野防衛大臣:「無症候陽性者あるいは軽症者でも約半数に異常が認められております。
CT検査で異常が認められた無症候陽性者や軽症者では3分の1において、症状がその後に悪化致しました」

自衛隊中央病院は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型コロナウイルスに感染した患者ら112人を診察しました。
そのうち同意が得られた104人に関して症状をまとめ、約67%がCT検査で肺に異常な影が見つかっていました。

また、当初は無症状や軽症の患者でも半数には肺の異常が見られ、そのうち約3分の1がその後、病状が悪化していたことが分かりました。

防衛省によりますと、112の症例をまとめるのは国内最大規模で、今回の調査結果を海外の医学誌にも投稿しています。
https://kbc.co.jp/news/detail.php?id=202003241354_0001&;cat=politics&date=0