橋下徹元大阪府知事(50)が22日、自身のツイッターを更新。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、国や埼玉県が自粛を呼びかけた中で開催された格闘技イベント「K―1」(さいたまスーパーアリーナ)について見解を示した。

 橋下氏は民主党政権で環境大臣などを歴任した無所属の細野豪志衆議院議員(48)が投稿した「法に基づかない自粛要請はこれが限界か。更に危機的状況になったら、緊急事態を宣言し中止を指示するしかない。私権を制限することは国家の権限を強めることの裏返しだが、危機においてはデュープロセスに基づいてやるしかない。それが国民を守ることだ」を引用し、「法に基づかない要請も、法に基づく指示も国民に対する影響力は同じ。どちらも罰則がないのに、国民は普通従う。権力からの要請はそれほど影響力があるので法で縛る必要がある。実際、権力側には法に基づかず中止させようとする意図があった。法に基づく指示は区域、期間、種類を定めなければならない」とツイートした。

 続けて「ところが法に基づかない要請は何も定めることなく権力側のフリーハンド。国民からすると法に基づかない要請の方がよほど強権的。そして政府は何も責任を取らない。今回、K1イベント埼玉アリーナで感染拡大すれば政治の責任。社会防衛のために止めるなら『命令』の上、正当な補償を。憲法29条3項」とつづった。

3/22(日) 19:14配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-03220144-sph-soci