米東部ニューヨーク州のクオモ知事は21日、州内の新型コロナウイルスの感染者が
前日より3254人増え、1万356人になったと発表した。同州(人口約1950万人)の感染者は全米最多。

クオモ氏は、このままでは780万人から1560万人が感染する恐れがあるとの見方を示した。

クオモ氏は急速に増加しているのは検査数を増やしているのが理由だと強調。
検査総数は4万5437人で、西部カリフォルニア州や同ワシントン州の約2倍だという。

その一方で、クオモ氏は、最終的に「人口の4割から8割」が感染する恐れがあると指摘。
「重要なのは(それを)いかに遅らせるかだ」と強調した。

ニューヨーク市内では人工呼吸器など医療物資の不足が指摘されており、医療体制のパンクが懸念されている。
https://mainichi.jp/articles/20200322/k00/00m/030/076000c