0001鉄チーズ烏 ★
2020/03/18(水) 18:38:07.38ID:807wZgod9世界中の自動車メーカーもテストコースとして使用する、屈指の難コースであるニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)とグランプリコースを組み合わた舞台で争われ、地元ドイツはもちろん日本やイギリスなどから、多くのメーカーが挑戦しているニュルブルクリンク24時間。例年、5〜6月のキリスト教の昇天祭の祝日にあわせて開催されてきた。
しかし、ヨーロッパで拡大する新型コロナウイルスの影響で、2020年のレースは9月24〜27日に日程が変更されることになった。約50年の歴史のなかで24時間レースの開催日が変更されることは非常に珍しいが、『中止』ではなく『延期』となったことで、ドイツ国内で関係者やファンはある意味で安堵しているようだ。
ADACノルトライン代表のペーター・マイヤーは、例年ニュルブルクリンク24時間の前に開催されるニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)が中止になったことで、参加車両の適切なBoP(性能調整)が取得できないことや、ドライバーがノルドシュライフェ専用ライセンス(DPN)を取得できないことも理由としている。
また、マイヤーは「ニュルブルクリンクで最大級のイベントを開催する主催者として、リンク周辺の地域との長年の関係も感じている」と述べた。
「だからこそ、ADACノルトラインに多額の支出があるが、9月の24時間レースを完了するために可能な限りのことをしたい。現在の新型コロナウイルスから来る危機は、当然アイフェル(ニュルブルクリンクがある地域)にも及ぶだろう」
マイヤーは、「ADAC・トタル24時間レースのパートナーとともに、その緩和に少しでも貢献できることを願っている」と周辺の宿泊施設や商店等、ニュル24時間を支える数多くの人々やパートナーたちの経済的損失を極力減らすためにも、『中止』ではなく、『延期』という形で開催の決定をした理由を述べている。
また、マイヤーは「現段階では9月にレースができることを楽観視しているが、影響を与える要因は数多くある。今の状況を緩和し、ノルドシュライフェでのモータースポーツの未来を確保するために、イベントのすべてのパートナーの必要な協力を期待している」と語った。
VLN1とVLN2が中止になったことで、初参戦するドライバーはライセンスを取得するチャンスが失われていたが、24時間レースが9月になったことで、ふたたびチャンスが生まれてきた。なお変更後の日程では、多くのメーカー系ドライバーが起用されると予想されるDTMドイツ・ツーリングカー選手権とADAC GTマスターズは日程が重なっていないが、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのハンガロリンクとはバッティングしている。
また、全日本スーパーフォーミュラ選手権の岡山戦の日程が重なっている。今季参戦予定のTOYOTA GAZOO RacingのレクサスLCには石浦宏明と大嶋和也が乗り込む予定だが、影響が出るかもしれない。
投稿日: 2020.03.18 11:02
更新日: 2020.03.18 11:27
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