世界最大のプロレス団体WWEは、16日(日本時間17日)、公式サイトで4月5日(日本時間6日)にフロリダ州タンパで
予定されていた祭典「レッスルマニア36」を、同州オーランドのパフォーマンスセンターで無観客試合として開催することを
発表した。試合は当初予定されていた時間通りに、WWEネットワークが全世界に生配信する。

くしくも新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーが今年の殿堂入りを果たすことが明らかになったばかりだが(本式既報)、
殿堂入りセレモニー「WWEホール・オブ・セレモニー2020」(4月2日、同州タンパのアマリー・アリーナ)も、残念ながら
中止あるいは延期となる見込みだ。

新型コロナウイルス感染拡大対策については、米疾病対策センター(CDC)が15日(同16日)、ウイルス対策のガイドラインを改訂。
50人以上が集まるコンサートやイベントなどを、今後8週間にわたり見合わせるよう要請したばかりだった。

WWEは無観客試合に踏み切った理由として「政府関係者、州の関係者との調整によるもの」としている。新型コロナウイルスの
世界的感染拡大により、米国でもプロスポーツやイベントの中止が相次いでいただけに、やむをえない判断だった。

この日のロウ大会も無観客のパフォーマンスセンターから、番組が生配信された。無観客試合になったものの世界最大の
プロレスの祭典は、例年と変わらないハイレベルな戦いで、不安が拡大する一方の全世界を勇気づけてくれそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200317-00000001-tospoweb-fight