プロ野球は15日、オープン戦の全日程が終了した。阪神はオリックスに6―4で逆転勝ち。4番で出場した大山がオープン戦を打率トップで終えた。

2019年シーズンは、108試合で4番を務めた阪神の大山。しかし、今はレギュラー獲得に必死だ。ライバルのマルテら外国人野手が休養したオリックス戦に「4番・三塁」で5試合ぶりに先発出場。
3四球を選んで左前適時打も放ち、打率3割7分8厘でオープン戦首位打者の座を勝ち取った。

2点を追う五回2死一、二塁の打席で、三遊間を破る適時打。オリックスの左腕・田嶋の緩いスライダーが甘く入ったのを逃さず、しっかりと引きつけて引っ張った。一回の守備で痛恨の失策を犯していた。
1死一、三塁からのゴロに併殺を焦って球をこぼし、得点を許した。大山は「ちゃらになるとは思わないが、迷惑をかけていたので」と、心中期するものもあったようだ。

新外国人のボーアが一塁に入り、昨季は一塁だったマルテと三塁を争う。好調のマルテが優先して先発起用されてきたが、大山は本塁打もチーム最多の3本をマーク。
井上打撃コーチも「数字だけ見たら大山が一番。監督も悩ましいだろう」と、うれしい悲鳴を上げる。

キャンプ終盤、矢野監督からミートポイントに幅を持たせるよう助言を受けた大山。「自分のポイントまで我慢できている。幅が広がったことで四球も選べている」と手応えを口にする。
一方で「開幕まで維持ではなく、レベルアップしないといけない」とも。人事を尽くして天命を待つ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200315-00000039-mai-base
3/15(日) 20:53配信

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大山応援歌〜ホームラン〜六甲おろし