「カメ止め」主演・濱津隆之「麒麟がくる」で大河ドラマ初出演!茶の商人役「恐縮 隅っこにいます」
[ 2020年3月14日 12:00 ]
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「麒麟がくる」で大河ドラマ初出演を果たす濱津隆之(右)(C)NHKPhoto By 提供写真
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 製作費わずか300万円のインディーズ作品ながら、2018年に異例の大ヒットを記録した映画「カメラを止めるな!」に主演し、一躍ブレイクした俳優の濱津隆之(38)が15日に放送されるNHK「麒麟がくる」(日曜後8・00)第9話から茶を売る京の商人役でレギュラー出演。大河ドラマ初出演を果たすことが14日、分かった。役名はなく「豪華な方々の端っこで、ひょっこりと参加させていただけて恐縮しております」と控えめながら喜んでいる。

 濱津は05年、吉本興業のタレント養成所・NSC東京校に11期生として入所。同期の木場光勇と、お笑いコンビ「はまつとコバ」を組み、活動。その後、DJ転身を経て、30歳手前の11年から俳優としてスタートを切った。

 そして、興行収入30億円を超える大ヒットとなった上田慎一郎監督(35)の「カメ止め」に主演。劇中、ノーカットのゾンビドラマを撮る主人公の映像監督・日暮隆之を演じた。

 フリーだったが、19年2月、所属事務所が決定。同年7月期にはTBSの看板枠・日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」にレギュラー出演。現在放送中のテレビ東京「絶メシロード」(金曜深夜0・52)で地上波連続ドラマ初主演と快進撃が続く中、今度はついに大河デビューを射止めた。

 俳優の長谷川博己(42)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 15日放送の第9話は「信長の失敗」。輿入れしたものの、祝言をすっぽかされた帰蝶(川口春奈)は、ようやく翌朝帰ってきた信長(染谷将太)と対面。奇妙な格好だが、領民のことを思いやる姿、そして素直に前日の不在を詫びる信長に興味を持つ。一方、美濃の光秀(長谷川)は、のちの正妻となる熙子(木村文乃)と懐かしい再会を果たし…という展開。

 濱津が演じるのは、茶の振売(ふりうり)役(役名はなし)。「振売」とは店を構えず、カゴなどを前後に取り付けた天秤棒を振り担いで商品を売り歩く行商人のこと。東庵(堺正章)や駒(門脇麦)とは昔から仲が良い。

 濱津は「豪華な方々の端っこで、ひょっこりと参加させていただけて恐縮しております。堺正章さんや門脇麦さんは、とても柔らかい雰囲気の素敵なお二人でした。そんなお二方の掛け合いを、皆さまには是非楽しんでいただけたらと思います。私も隅っこにいますので」と慎ましくアピール。とはいえ、次回予告に一瞬映っただけでもインパクト大。濱津の存在感が注目を集めそうだ。

(おわり)