※2020年3月9日(月)午前11時55分〜フジテレビ系で放送の「バイキング」より一部抜粋

■きょうから中国・韓国からの“入国制限”強化 専門家会議メンバー「聞いていない」

MC・坂上忍「さらに、中国・韓国からの入国制限の強化についても野党から批判が上がっております」

【入国の制限強化 専門家会議経ず】共同通信配信
 3月6日、菅義偉官房長官は参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、
政府による中韓両国からの入国制限強化に関し、政府の専門家会議での協議を経ていないと明らかにした。
会議にはかけていないものの、専門家の知見を判断した根拠の一つとしたとの見解を示し、「専門家から意見を聞いたのは事実だ」と主張した。

坂上忍「さあ、豊田さん、こちらに関してはどうお考えですか?」

豊田真由子(2009年新型インフルエンザに対処 元厚労省官僚 元衆院議員)「そもそも今回の入国制限自体に色々なご異論がある中で、
やっぱり最後はトップが決めて責任を持つということだとは思うんですけれども、
可能な限り、色んな異論も踏まえた状況を聞いて、それでも覚悟を持って判断をするということが大事だとは思います。
ただ、こういう感染症対策で凄く難しいことの一つは、科学的根拠が揃った時にはもう手遅れだったり、
実情の把握や将来の予測が極めて難しい中で、ギリギリで判断をしていかなきゃいけないっていう限界はやむを得ない部分があるんですが、
それでもやはり皆さんが知りたいのは、先ほどの一斉休校にしても今回の入国制限にしても、
誰がどういう根拠のもとに、どうやって決めたんですか?っていう部分だと思うので、
それは限界がある中でも可能な限り透明に、そして分かりやすく、ご説明をするということは必要だろうと思います」

坂上忍「逆に言ったら、専門家と段取り踏んでいったら手遅れになる可能性があると。それは凄くよく分かるんですよ。
でも、段取り踏んでなくて、このタイミングでどうなの?って思ってる人も多いわけですよね。
段取り踏まないんだったら、もっと早くに、これをやれたんじゃないの?っておっしゃる方も多いんですけど、それに関しては豊田さん、どう思います?」

豊田真由子「1月23日に中国政府が武漢を封鎖したんですけど、その時点では既に中国の各地、特に主要都市にはかなり感染が広がっていまして、
それはWHOもデータ的に23日のうちに出しているんですね。そうしますと、そこで湖北省だけからの入国を拒否しても、
中国の他の地域から入って来てしまうわけで、そこは容易に想像が付く中で、なぜ湖北省だけだったのかっていう疑問は当然、科学的にもありますし…」

坂上忍「疑問というか、もう『自民党おせえ(遅い)よな』と。『何やってんだよ』っていう気持ちですか?」

豊田真由子氏は岸博幸氏と二木芳人氏の方を見ながら、

豊田真由子「どうでしょう(笑)」

坂上忍「二木さん、どうですか?(笑)」

二木芳人(昭和大学医学部特任教授)「わたくしも、やはり入国制限するならもう少し早く、
特に春節の時に思いきってやっとけば少し変わったかなと思いますし。
まあ今やること自体はそれなりの効果…例えば今、国内は比較的抑えられてると思うんですよ。
ですから、これに加えて、新たに海外から種が持ち込まれるのを少しでも防ぎたいという意味では
それなりの効果はあるのかなというふうには思っていますが、いずれにしても、ちょっと遅いですね」

坂上忍「そうですか」

豊田真由子「さらに言うと、1月中に中国からは90万人、韓国からは30万人の方が制限をする前に既に日本に訪日をされているんですね。
っで、もうコロナの感染というのは12月から始まっているわけですから、当然色んな制限がかかる前、事実が判明する前の時点で、
90万人、30万人という方の中に感染者は当然いて、ある意味、日本にもある程度感染は来てしまっていたというのは事実だと思います」

(>>2-5あたりに続く)