2020年03月12日 12時40分
http://npn.co.jp/article/detail/200002114

新型コロナウイルスの影響で、スポーツや音楽ライブが軒並み中止・延期となっている。
エンタメ業界では、YouTubeなどでの生配信や過去の映像を無料配信してファンを喜ばせているが、
特に生配信に力を入れているのが、お笑いの劇場を多数抱える吉本興業だ。
全劇場が休館中のため、無観客状態で無料生配信を行っている(期間限定でアーカイブ配信あり)吉本。
新喜劇などのなんばグランド花月から、若手がしのぎを削る神保町よしもと漫才劇場まで、東京や大阪はもちろん、
地方の静岡や沖縄といった劇場も網羅し、様々な場所で笑いを生み出している。
今回、吉本がいち早く動いたことで、お笑いファンから大きな反響を得ていることは間違いない。
料金を取るわけではないので、広告収入だけでしか収益を生み出せないデメリットはある。
しかし、客席の倍以上の視聴者がネタを観ており、普段テレビなどでは目にしない芸人の認知度向上のメリットはあるだろう。
また、無観客ということもあって、攻めたネタを披露する芸人もいることから、劇場で観る漫才やコントとは違った楽しみ方ができるのもポイントだ。
「中には、ネタを披露したところ、ネットで話題になったネタや芸人も多くいます。もう中学生は『駐車場』を題材としたネタを披露。
 『空車』と『満車』を連呼するネタなのですが、ネットで『ホラーの域だったし腹ちぎれた』『途中から心が折れているところもウケる』と大注目。
 さらに、レイザーラモンは得意のプロレス漫才で、誰もいない客席に降りて場外乱闘に発展。ほかにも、アキナ・秋山が漫才中に笑い出してしまうハプニングを起こしたり、
 ジェラードン・にしもとがコント中に屁をこいてしまったりとアクシデントも多いんです。これらは一部が切り取られ、SNSで話題となっています。
 ちなみに、チュートリアルも生配信で15日、劇場復帰予定です」(芸能ライター)
今後も劇場が休館する限りは生配信を続けて行くという。

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2020年03月12日 12時40分