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“奄美の歌姫”城南海がディズニー映画主題歌!5・22公開『ムーラン』で「夢かなった」
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アギレラに負けない透明感あふれる歌声を響かせた城(C)2020 Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.【拡大】
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「ムーラン」劇中カット(C)2020 Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.
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「ムーラン」日本版主題歌「リフレクション」 by 城南海さん(60秒)
https://www.youtube.com/watch?v=NInK7MLDHoI


 スケール感あふれる澄んだ歌声で人気の歌手、城南海(きずき・みなみ、30)が5月22日に公開されるディズニー映画「ムーラン」の日本版主題歌を担当することが11日、分かった。オリジナル版で世界的歌姫、クリスティーナ・アギレラ(39)が務める主題歌「リフレクション」を自ら訳詞を手掛けて歌唱する。大役を射止めた実力派は「夢がかなった」と大喜びだ。

 昨年デビュー10周年を迎えた歌姫が、持ち前の歌唱力で注目作を盛り上げる。

 城にとってディズニー映画も洋画の主題歌も初挑戦。主題歌の訳詞も初と、初ものづくしだ。

 映画は愛する父のために男性と偽って兵士となった少女・ムーラン(リウ・イーフェイ、32)が国の運命をかけた戦いに立ち向かっていく物語。

 城は日本版で、ムーランの複雑な心情がつづられた切なくも壮大なバラード「リフレクション」の訳詞と歌唱を担当。オリジナル版では1998年のアニメ版に続き、アギレラが歌うことで注目を集める名曲だ。

 城は、抜群の歌唱力に加え、親しみやすさを持ち合わせていることから起用され、作詞も手掛けることから「より思いを乗せて歌ってもらえる」と訳詞まで託された。

 故郷の鹿児島・奄美大島の民謡をルーツに持つ城は、2009年にデビューし、14年から出演したテレビ東京系「THEカラオケ★バトル」で10冠を達成して知名度が急上昇。18年のNHK大河ドラマ「西郷どん」では劇中歌「愛加那(あいかな)」を担当して注目を集めた。

 大役を射止めた城は、本当の自分と偽りの自分の間で苦悩する主人公を光と闇のはざまにある月に重ねて歌詞を制作し、「私を生きるというワードがポイント。ムーランになりきってムーランの願いを書いた」と説明。

 レコーディングでは主題歌を情感たっぷりに歌い上げ、「故郷から出てきて東京に住んで十数年。本当の自分って何だろうと考えることがあった。そんな自分を重ね合わせながら歌いました」としみじみ。アギレラ版の主題歌については「すごくパワフル。私も負けないぞと思いました!」と自身を鼓舞した。

 ディズニー映画の実写版では、19年に「アラジン」で中村倫也(33)と木下晴香(21)が劇中歌「ホール・ニュー・ワールド」をデュエットし、同年洋画1位の興収139億円を記録。城の美声で「アラジン」を超える“ムーラン旋風”を巻き起こすか。

★「安全と健康を第一に」新型コロナで公開延期

 「ムーラン」は、当初4月17日に公開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で今月2日に配給元のウォルト・ディズニー・ジャパンが5月22日に公開を延期すると発表。同社は「新型コロナウイルスの感染状況ならびに予防対策のため、来場されるお客様およびご家族の安全と健康を第一に考え、公開を延期することにいたしました」(原文ママ)と説明している。

(おわり)