アーセナルに所属するガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンが、今シーズン限りでクラブを離れるかもしれない。イギリスメディア『エクスプレス』が3月1日に報じている。

 オーバメヤンとアーセナルの現行契約は2021年6月で満了となるが、現時点で新契約は締結されていない。アーセナルとしては今季のプレミアリーグで25試合に出場し17ゴールを挙げている同選手の慰留に動きたいが、高額な年俸がネックとなっている模様だ。オーバメヤン自身もチャンピオンズリーグ(CL)出場を希望していることから、今季クラブが同大会の出場権を獲得できなければ移籍を決断すると報じられている。

 今季のプレミアリーグで暫定10位(第27節終了時点)と沈んでいるアーセナルにとって、EL優勝はCL出場権を獲得する絶好の機会だった。しかし、クラブは2月27日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグでオリンピアコスに延長戦の末1−2で敗北。合計スコアを2−2とされ、アウェイゴール差で敗退が決まっていた。来季のCL出場権獲得が厳しくなった今、オーバメヤンの退団が現実味を帯びてきている。

 オーバメヤンの獲得に関心を持っているのがバルセロナとインテルだ。新たなストライカー探しに奮闘しているバルセロナは、安定したCL出場権と同大会での実績を持っていることから、オーバメヤンの獲得に自信を示しているという。一方、インテルに関しては“10番”を背負っているアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスのバルセロナ行きが噂されている。同選手の後釜として、オーバメヤンに注目している模様だ。

 果たして、“ガナーズ”のキャプテンを務めているオーバメヤンは今季限りでクラブを去ることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。

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