第70回ベルリン国際映画祭の授賞式が、現地時間の2月29日に開催され、コンペティション部門の最高賞、金熊賞をモハマド・ラスロフ監督のイラン映画「There is No Evil」が受賞した。ラスロフ監督は現在イラン政府により拘留中で、プロデューサーふたりと、監督の娘で女優のバラン・ラスロフが登壇した。

※中略

日本がらみでは、ジェネレーション14プラス部門に出品された諏訪敦彦監督の「風の電話」が、スペシャル・メンションを受ける快挙を成し遂げた。すでに帰国した諏訪監督に代わり、脚本家の狗飼恭子が登壇し、監督の感激のコメントを読み上げた。また、フォーラム部門に出品された想田和弘監督のドキュメンタリー「精神0」がエキュメニカル審査員賞を受賞した。

今年のコンペティションは、ベルリン映画祭らしい政治的テーマを打ち出した作品が少なかったものの、結果的には、金熊賞と審査員グランプリの両作品により、伝統的な映画祭のカラーが保たれた印象だ。

︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
※一部抜粋。全文は下記よりご確認ください。

映画ドットコム 2020年3月1日 16:15
https://eiga.com/news/20200301/9/