1日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)で、安倍晋三首相が2月29日に新型コロナウイルスの感染拡大を受けた記者会見を行ったことを伝えた。

 スタジオでジャーナリストの青木理氏は会見について「いいことだと思うんですけど」とした上で「しかし、具体的な例えば、検査体制についても休業保証についても共働きや一人親のお子さんには、どうするのかって具体的な措置一切出ず、金額についても予備費から出す方針というだけで、僕は昨日がっかりしたんですね」と印象を明かした。

 さらに「判断に時間をかける余裕がなかったとおっしゃるんですけど、もう初の感染者から1か月以上出ているんです。その間、いろんな準備をしたり、判断をしたり検査体制を充実する余裕があったはずなのに、これをほとんどされていない」と指摘した。続けて「その間の首相の記録見ていると、取り巻きだったりとかお友達と会食されてて、昨日も記者会見では三十数分で終わっちゃったんですけど、まだ質問ありますって記者が言っているのに、お帰りになられた。予定の時間が過ぎたから。そのままご自宅に戻られているようなんです」と話した。

 その上で「この間のやり方がちぐはぐなのと緊張感がないのと具体的な動きがないのを考えると、今の政権の特徴のやってる感みたいなものを演出するようなところがここでも見えている気がする。なので本当に1、2週間が勝負なのであれば、みなさん協力すると思うのでもっと具体的にどうするんだと、弱者の人たちをどうするんだって、もっと積極的にメッセージ、具体的な政策を出してほしいってことに尽きると思うんです」と提言していた。

2020年3月1日 9時11分
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