新型コロナウイルスの国内での感染が拡大しているが、演歌界でもこの話題は避けられないようで、各地のイベントが中止になるなど影響を受け始めている。

ある音楽関係者は「演歌を聞きに来るお客さんは高齢の方も多いので、コンサートなんかは中止になったというケースも出はじめている。
それに歌手によってはコンサートの最中に、客席に降りていって握手したりするけど、あれも大丈夫なのかと不安になる。
それでも、歌手とのそんな触れ合いを楽しみにしているお客さんもいる。どうしたらいいのかと苦慮しています」と頭を抱えている。

歌手の周りにいるスタッフも神経をとがらせているという。
あるマネジャーは「タレントにうつしてはいけないので、マスクをするのは当たり前のこと。会社全体でピリピリしてますよ」と必死だ。

当然、歌手本人も例外ではない。21日、都内で行われた「第56回日本クラウンヒット賞贈呈式」に出席した演歌歌手の北島三郎(83)は、新型コロナウイルスの話題になると「ノドは商売道具。
うがいはいつもしているし、ウイルスで影響あっても困るから、マスクをしたり、手も洗っている」と、最近はいつも以上に注意をしていると明かした。

さらに「みなさんが心配しているように、本当に心配。今年はオリンピックもあるし、影響があると困る」と表情を曇らせた。
それでも「自分は何の役にも立たないけど、元気でがんばって、嫌なことはふっとばせ、っていう気持ちで歌うしかないな」と気合を込めていた。

2/22(土) 17:06配信 東京スポーツ
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