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2020年2月18日 7時54分

インドの映画製作者が、「パラサイト」は自作映画の盗作であると主張した
現在は弁護士と協議を終え、2〜3日内に告訴をするかどうかを決めるとのこと
具体的にどの部分が盗作かは明らかにせず、「法廷で判断される」と話した

17日、インディアトゥデイ、TNN通信など現地のメディアはインドの映画製作者、PLテナパン氏がポン・ジュノ監督の『パラサイト』をめぐって自身の映画を盗作したとして訴訟を準備中という便りを伝えた。

報道によると、1999年『Minsara Kanna』(監督K.S.ラビクマル)を製作したテナパン氏はこの映画と『パラサイト』が構成的な側面で似ているとし「アカデミー授賞式後『パラサイト』を見たが、わが映画の内容と似ていた」と主張した。引き続き「現在、チェンナイにいる弁護士と協議を終え、国際弁護士を選任して2〜3日内に告訴をするかどうかを決めるだろう」と伝えた。

だが、テナパン氏は具体的に『パラサイト』のどの部分が『Minsara Kanna』を盗作したのかは明らかにしなかった。彼は「法廷にすべてを調べさせよう」として「法廷で判断されるだろう」と話した。同時に、「韓国の映画製作者がタミル語を駆使する映画製作者に訴訟を起こした事例がある」と付け加えた。

1999年公開された『Minsara Kanna』はインド南部の言語であるタミル語で製作されたロマンチックコメディ映画だ。K.S.ラビクマルが監督を引き受けた。映画製作会社はKRGムービーインターナショナルであり、公式製作者はK.R.カンガダランだ。

TNN通信は『パラサイト』が10日、第92回アカデミー授賞式で作品賞など4冠を獲得すると、SNSで『パラサイト』と『Minsara Kanna』のストーリーラインが似ているという文章が掲載されたと明らかにした。

これに対してラビクマル監督は「まだ『パラサイト』を観ていない」とし「訴訟はプロデューサーが決めること」と話した。彼は『Minsara Kanna』が『パラサイト』にインスピレーションになったといってもそのストーリーがオスカー賞を受けてうれしいと伝えた。

『Minsara Kanna』は愛を勝ち取るために身分を隠して恋人の家で警護員として働く男性の話を描いた。男性の弟と妹もその家でそれぞれ召使いと料理人として働きながら共に生活する。男性は百万長者の息子であり、その恋人は裕福な事業家の妹で過保護を受けているという設定だ。

インド映画『Minsara Kanna』と韓国映画『パラサイト』のポスター
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