東出昌大(32)や鈴木杏樹の不倫騒動が世間を賑わせているが、その裏でひっそりと厳しい処分が下されていたのが「千原兄弟」の千原せいじ(50)。半年で2度も不倫疑惑を「週刊文春」に報じられたことが今ごろになってジワジワ影響しているようだ。

 最初は昨年5月。名古屋市内で浜崎あゆみ似の20代女性との不倫がスクープされた。この時は「カレーライスだけではなく、たまにはハヤシライスも食べたくなる」とコメントしたことで“ハヤシライス不倫”と話題となり、せいじのキャラもあって深い傷を負うことはなかった。ただ、昨年11月に元AV女優ら2人の女性との関係をスッパ抜かれた2度目の不倫疑惑が致命傷となったようだ。「俺は女にもてるために芸能界に入ったみたいなとこもある」と居直るような発言をしたことから、世の女性を敵に回してしまったようだ。

「弟の千原ジュニアも『せいじはたまたま2回バレただけで今も不倫している』と冗談まじりにテレビでネタにしたことがあります。そんないじりもむなしく、せいじはどんどんテレビに呼ばれなくなった。報道後複数のブッキングがキャンセルされ、ローカル番組『千原せいじのKid’s World』(北陸朝日放送)も降板に至りました」(芸能ライター)

 2度目の不倫を受けて、文春とは別の週刊誌がせいじの妻を直撃したところ、離婚を否定し、“芸人の嫁のかがみ”などと評価された。「せいじさんの妻がいいと言っているのに周囲が口を挟む必要はない」とワイドショーで擁護するコメンテーターもいた。確かに、せいじが一般人ならその通りかもしれないが、テレビタレントとしてはそうはいかないようだ。

「芸人なので劇場出演なら『千原兄弟』が好きなファンが見に行けばいい。ただテレビはそうはいきません。特に主婦層は不倫をする人間に非常に厳しい。テレビ局というのは財布の紐を握っているF層(女性層)をとにかく大切にしています。情報番組でもF層向けの企画は肝入りです。あるテレビ局の幹部は2度の不倫が報じられながらヘラヘラしているせいじに激怒し、『彼を金輪際使うな』と全番組に通達したそうです。同局で準レギュラーを務めていた情報番組はもちろん、海外ロケが人気だったバラエティー番組も全て消滅しました。事実上の“出禁”状態です。吉本興業の力をもってしてもそれが覆ることはありません」(テレビ局関係者)

 昨年5月に不倫を報じられた原田龍二らも完全復活とは言い難い。SNSなどが発達し、個人が自分の意見を発信できる現代は不倫が命取りになりかねない。
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