イングランド・プレミアリーグは6日、この日行われた会議において同リーグ所属の各クラブが投票を行い、2020/21シーズンの夏の移籍期間について変更を行うことが可決されたと公式ウェブサイトで発表した。

 過去2シーズンのプレミアリーグでは夏の移籍市場の終了日を従来より早め、シーズン開幕前に移籍市場を閉じていた。だが来季は再び8月末の終了とし、欧州他国に足並みを揃えることになる。

 正確には、2020年夏の移籍市場は9月1日の現地時間17時(日本時間2日午前1時)で終了となる。8月31日は英国の銀行休業日にあたるため、翌日まで延長される形だ。

 過去に移籍市場が8月末まで開いていた際には、プレミアリーグのシーズン開幕以降も選手が移籍してチーム構成が安定しないことなどに対してクラブから不満の声が上がっていた。そのため2018/19シーズンからは、移籍市場の終了日をシーズン開幕直前の木曜日とすることがクラブの投票で決定された。

 イングランドでは、欧州の他の主要リーグもこの決定に追随することが期待されていたようだ。だが他国は8月末までの期間を変更することはなく、イングランドのクラブのみが不利な立場に置かれる結果となった。他国のクラブは8月末までイングランドからも選手を引き抜くことができるが、イングランドのクラブはその代役を補強することが不可能だった。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200206-00361405-footballc-socc