「阪神春季キャンプ」(5日、宜野座)

鋭い打球が三塁線を突き破った。一塁ベースを蹴り、一気に二塁を陥れた阪神の新外国人、ジェリー・サンズ外野手(32)。
ベースにたどり着くと歓声がスタンドから注がれる。注目の“実戦デビュー”で高い対応能力を発揮した。

初のケース打撃。伊藤和と3度対戦した。快音が響いたのは1死三塁で迎えた第3打席目。
フルカウントから厳しい外角への直球を2球ファウルでカットし、続く8球目を捉えた。外角寄りのスライダーを巻き込むスイング。打球はライナーで左翼線に弾んだ。

直前には4番候補・ボーアが左中間席へ豪快な一発を披露。昨季の韓国リーグ打点王も負けじと勝負強さを見せつけた。
「今日は実際の投手の軌道やストライクゾーンを確認することができてよかった。(実戦形式)初日でしたが、自分の中ではいい感じで打てたよ」と納得の表情を浮かべる。

サンズが示したのは力強さだけでなく、選球眼の良さ。1打席目は外角のスライダーを引っかけて三ゴロだったが、2打席目は変化球に対応。
ボール球になる低めの変化球に一切手を出さず、カウント3−1からの内角直球を見送り、四球を選んだ。

ミート力とコンパクトな打撃が持ち味の助っ人。
「僕はホームラン打者じゃない。ボーアの後に二塁打やシングルヒットだったりを打って」とチャンスメークに徹する考えだ。

この日で第1クールが終了。「韓国と違うので、対応していくことを大事にして。
少しずつ分かってきていい感じで送れた」と充実感を漂わせる。サンズが自らのスタイルを貫き、徐々に本領を発揮していく。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00000034-dal-base
2/6(木) 9:00配信

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https://www.youtube.com/watch?v=7uC5qRZMb9g
阪神の新外国人ジェリー・サンズ「ケース打撃に志願出場し、適時二塁打を含む2打数1安打」春季キャンプ