昨年2月に舌がん、同4月に食道がんの手術を受けたタレント・堀ちえみ(52)が4日、都内で行われた「ワールドキャンサーデー」ライトアップイベントに登場。世界がんデーであるこの日、無数に輝く光に涙の決意表明をした。

冒頭あいさつで「私は舌がんと食道がんのサバイバーです!」と笑顔を見せた堀だったが、同じ境遇にいる“戦友”の存在に涙があふれた。

点灯式には、前立腺がんを克服した脚本家でタレントの宮本亞門(62)、乳がん経験者で堀の代表作「スチュワーデス物語」(83年)の主題歌を担当した歌手の麻倉未稀(59)も出席。
麻倉から「元気に帰ってきてうれしい。言葉に言い表せない」と笑顔を向けられると、大粒の涙が頬を伝った。

昨年2月にステージ4の舌がんを公表。その後も食道への転移が発見されるなど、苦難は1度ではなかった。点灯式に立つ堀は「たくさんの励ましを頂いて、今ここに立つことができて感無量です」と自らのペースで感謝の気持ちを伝えた。

舌の6割を切除し、太ももの組織を移植して舌を再建。一時は歌手生命の危機に陥ったもののリハビリの末に会話ができるほどまでに回復。仲間の存在に励まされた今、今後の目標を「歌を歌いたいと思っております」と歌手復帰を約束した。

日本人の2人に1人ががんになる時代。病気を克服した立場から「良い人生を皆さんに味わってもらいたい」と検診の普及を促しつつ「これからも再発しないように心がけて毎日笑顔ですごしていきたい」と気持ちを新たにしていた。

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2020年2月4日 20時10分 デイリースポーツ