楽天は27日、前オリックスのステフェン・ロメロ外野手(31)と契約合意したと発表した。背番号は「99」に決まった。

 ロメロは米大リーグ・マリナーズを経て17年にオリックス入団。来日1年目で26本塁打を放つ活躍を見せると、翌18年は打率を落としながらも25本塁打。
だが、昨季は度重なる故障で81試合出場にとどまり打率・305ながら18本塁打の成績に終わり、昨年12月に自由契約となっていた。

 ロメロは球団を通じて「日本でキャリアを続けるチャンスをいただいた楽天イーグルスに感謝いたします。チームのために精いっぱいプレーし、東北に日本一を
届けられるようにベストを尽くします」とコメントした。

 楽天は、現状で野手ではブラッシュ、ウィーラーの両外国人がいるが、石井GMはキャンプ直前での獲得理由を「シーズン中に補強ポイントは必ず出てくるが、
シーズン途中の補強では合意してから1カ月後の合流になってしまい、その時にはチーム戦略が変化している可能性がある」と説明した。

 その上で「チームのスタートからいてくれて、日本の野球を熟知して実績を挙げたロメロ選手は、長いシーズンを戦う上で、戦い方にバリエーションを与えてくれる
選手だと思っています」と外国人の選手層にも厚みを加え、シーズン開始からの戦力整備を重視した形だ。

デイリースポーツ
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