早大出身で大のラグビーファンとして知られる女優の吉永小百合(74)が11日、東京・国立競技場で行われたラグビー全国大学選手権決勝の早大―明大戦を生観戦した。

 23季ぶりに大学日本一を懸けて行われた早明による決勝戦。関係者によると、お忍びで観戦に訪れた吉永は、新装された国立競技場のスタンドを埋めた5万7345人の観客とともに熱い視線を送ったという。11季ぶり16度目となる母校・早大の大学日本一を祝福。「やりましたね!」と喜びの直筆コメントを寄せた。

 25年ぶりの早明全勝対決となった昨年12月1日の関東大学ラグビー・対抗戦(秩父宮)は、早大が7―36で完敗を喫していただけに喜びもひとしお。「暮れの早明戦を見てがっかりしていたので、今日は最高の気分です」と大興奮だった。

 吉永と言えば、毎年、早大ラグビー部のために夏合宿に牛1頭を丸ごと差し入れするほど「ラグビー愛」が強い。長野・菅平での合宿では、オフの日に吉永から差し入れされた牛の丸焼きバーベキューを行うのがラグビー部の恒例行事になっている。

 対抗戦で負けた早大が大学選手権決勝で明大にリベンジしたのは初めて。悲願の大学日本一奪還を果たした早大フィフティーンの戦いぶりを、吉永は「きっとこの1か月間、信じられないほどの練習をしたのですね。ラグビー部の皆さん、おめでとう。そして、ありがとうございます」とたたえていた。

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