カブスのダルビッシュが、このオフ精力的に行っているYouTubeでの動画配信を、キャンプ中やシーズン中も継続していくと明かした。
17日にシカゴでファン感謝イベントに出席した右腕が、現在、手応えを感じているのは、ピッチングの技術的な部分を伝えることだ。

「前例をつくるのが大事。(自著で握りなどを公開した)『変化球バイブル』も最初は批判がありましたし、YouTubeも、“野球だけやってそういうことはするな”という人がいるけど、
プロ・アマ規定があって、選手側が直接教えることができない。
抜け道じゃないけど、YouTubeとかSNSで、自分の技術を出すことは全く問題ないと思っている。
最初の道をつくって、いずれほとんどの選手がユーチューブでを自分の技術をどんどん出すようになればいいな、と思ってやっています」

18年から配信を開始し、現在のチャンネル登録者数は約43万人。
語る内容はさまざまなジャンルにわたるが、自らの投球を解説する動画には特に大きな反響があるという。
撮影などの作業にはすっかり慣れた。
「難しいものかなと思っていたけど、意外に、覚えてしまうと自分で全部できるし、編集とかも頼まなくても良い。
しかも、パソコンとかも結構使えるようになった。いろんなことを知ったのでよかった」。
2月のキャンプイン後の配信についても「もちろん。そんなに難しいことではない。30分あればアップできますから」と即答した。

ダルビッシュの発信した内容はネットでたびたび取り上げられ、大きな影響力を持つ。
ただ、既存のメディアとは区別して考えている。「僕自身は個人のメディアとして、既にあるメディアの人たち(との境界線)を越えようとはしないでおこうと。
そこはちゃんと線引きはしたいなと」。例えばシーズン中、試合があった夜にも配信する予定だが、試合直後に記者に取材を受けた内容に言及するのは避けるという。

「聞かれたことを、僕が帰ってすぐにYouTubeに上げてしまったら、その記事に新鮮さがなくなってしまう。聞かれたことを話すにしても、記事が出てからにするとか、そういうのは考えています」。
打者を圧倒するマウンド上とは別の顔。「ユーチューバー」ダルビッシュはマイペースかつ、自然体で発信する

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200119-00000001-spnannex-base
1/19(日) 5:00配信