ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表主将を務めたリーチマイケル選手(31)の像が、リーチ選手から母校の札幌山の手高(札幌市西区)に贈られ、16日、全校生徒約700人の前でお披露目された。リーチ選手からは、「W杯の応援ありがとう。大切にしてください」と動画でメッセージが届き、生徒から大きな拍手が起こった。

リーチ像は、ラグビーW杯のオフィシャルスポンサー・三菱地所が大会を盛り上げるために制作したアート作品の一つで、ボールを持って勇敢に突き進む姿が等身大で表現されている。ベンチが併設されており、横で座ることも可能だ。丸の内のオフィスビル街で昨年4月から昨年末まで設置されていたが、リーチ選手の意向で今回、同高に贈られた。

リーチ選手の恩師で同高ラグビー部の佐藤幹夫監督は「代表入りしたら銅像を建てるという約束を先延ばしにしていたら、逆に贈られてきた」と苦笑いし、「努力して代表の主将にまでなって誇らしく思う。試合中の鬼のような表情が再現されていて、像は100点満点の出来」と話した。同部2年の木津谷勇輝主将は「実物大で迫力があった。リーチ選手を目標に、きつい練習も乗り越えていきたい」と意気込んでいた。

像はしばらく同校の玄関に置かれ、春には、ラグビー部が練習するグラウンド脇の桜の木の下に設置する予定。佐藤監督は「つらいことがあったら、リーチ選手の顔を見て勇気や元気をもらってほしい」と話した。

ソース/読売新聞社
https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20200117-OYT1T50138/

画像(北海道新聞)
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