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1/11(土) 9:00配信

9日夜に突然発表されツイッターなどですぐにトレンド入りした、人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズの初となる有料追加ダウンロードコンテンツ(DLC)「エキスパンションパス」。シリーズ最新作のNintendo Switchソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』(公式略称:ポケモン剣盾)に出現しないポケモンや新たなエリアなどが登場するものだが、この施策にファンから賛否両論の声があがっている。その理由はなぜなのか?一連の流れをまとめてみた。

「エキスパンションパス」(2980円 税込)は『剣盾』から繋がる2つの追加コンテンツにて構成され、第一弾「鎧の孤島」は6月末までに、第二弾「冠の雪原」は秋までに配信。剣・盾用の2種類あり、出現する野生のポケモンや一部の登場人物に違いがある中、主人公は『剣盾』の舞台であるガラル地方に存在する新たなエリア「ヨロイじま」「カンムリせつげん」を訪れ、新たな人や新たなポケモンと出会いながら、冒険を続けていく。

 『剣盾』のセーブデータをそのまま引き継いでの冒険が可能で、「ヨロイじま」「カンムリせつげん」には『剣盾』に登場しなかったポケモンたちが多数生息しており、新たに発見された伝説のポケモンや過去作に登場したポケモンたち含めて合計約200種類以上が出現し、仲間にできる。

 昨年11月に発売された『剣盾』では新種を含めて400種類のポケモンをゲットすることができるが、これは、前作3DSソフト『ポケットモンスターサン・ムーン』シリーズでゲットできた800種類以上に比べて半分。発売前から一部のポケモンは登場しないことが一部報道などで明かされていたが、従来の半数が登場しないことになりファンの間で「ポケモンのリストラ」と言われていた。

 1996年に発売された1作目『ポケットモンスター 赤・緑』以降、現在までにリメイク版などを含めて19作、完全新作として8作発売してきた『ポケモン』シリーズ。ポケモンは自分の手で育てて進化させバトルで戦わせていくため当然“愛着”が生まれる。思い入れがあるがゆえに『剣盾』で「自分の好きなポケモンが出現しない」事実を知り、批判が起こるのは仕方がないことだ。

 話を戻すと、今回のDLCは現在『剣盾』に登場していないポケモンを新たに登場させるというもの。伝説を含めて過去作のポケモンを登場させるという意味では、「自分の好きなポケモン」が出現する機会であるため救済される形となり、公開された映像や情報をみて「ガブリアスだ!」「ラッキー、デデンネ…かわいい子がたくさん!」「リストラ組の復帰で朗報」「いいと思う。個人的にはガチャゲーよりこういう支払いの方がいい」と喜ぶ声が出ていた。

一方で「発売から2か月もしないうちにDLCの紹介って、結局剣盾は未完成品だったってことですよね?」「感動や感謝してる奴多いけど『いや最初からこれくらいやっとけ』なんやぞ。それくらい剣盾スカスカやったぞ」「リストラされたポケモンを有料で売るよってイメージしかない。要は60%のゲームを販売して有料追加コンテンツ買うことでやっと100%になるよって事」など、シリーズ初となる有料追加コンテンツに疑問視する声が。

 さらに、現在は約400種類と従来に比べて使用できるポケモンが限られているため、今まで育成する機会がなかったポケモン、お気に入りが登場しないため新たに見つけた推しポケモンを使い冒険やネット対戦を楽しんでいた人からは「少ない種類の中で楽しんでいたのに、結局はいつものポケモンに戻る」「種族値(※ポケモンの能力値のようなもの)が低くて使わなかった子を今、バトルで使って活躍していたのに、追加が来たらまた陰に戻るよな」「フライゴン、ガブリアスがいない環境でいきいきしていたのに追加で登場するみたいだから、また残念な子に逆戻り」と今後増えるポケモンの種類が与える環境への影響を不安視。

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