◆U―23アジア選手権 1次リーグB組第1戦 日本 1―2 サウジアラビア(9日・タイ、パトゥムタニ県・タマサートスタジアム)

U―23日本代表は1次リーグB組初戦で、サウジアラビアに1―2で敗れた。1トップで先発したFW小川航基(22)=磐田=、途中出場のFW上田綺世(あやせ、21)=鹿島=はともにシュート0と結果を残せず。
オーバーエージ候補として挙がる日本代表FW大迫勇也(29)=ブレーメン=への期待だけが募る一戦となってしまった。

絶対的ストライカー不在の事実が、大事な初戦から浮き彫りになった。
1トップで先発したFW小川は相手DFを引き付ける動きは見せたが、サイドからのクロスにはタイミングが合わず、見せ場のないまま交代した。
5日のタイ1部サムットプラカーン・シティとの練習試合では後半から出場。
強引なロングシュートでゴールを奪い「(五輪の)エースは自分だと認めてもらえるようにやっていく」と語っていたが、シュート0本に終わりストライカーの“エゴ”を示す場面すらなかった。

後半27分に小川と交代して入ったFW上田もシュートすら放てず。
動き出しで勝負するタイプだが、短い時間で味方のパスと息が合う場面はなかった。
同代表では最多の15得点を誇るが、途中出場で流れを変える仕事はできなかった。

1トップはA代表でも不動のエースに君臨するFW大迫勇也がオーバーエージの有力候補。
ブレーメンも大迫の五輪派遣を容認する姿勢を見せており、招集の可能性は高まっている。
五輪世代のストライカーが今大会で結果を残せなければ、大迫への期待が高まる一方だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200110-01100067-sph-socc
1/10(金) 6:00配信