U―22ジャマイカ戦から一夜明けた29日、東京五輪イヤー最初の公式戦となるU―23アジア選手権(1月8日開幕、タイ)に臨むU―22日本代表のメンバー発表が、長崎市内で行われた。12月のE―1選手権に参加した国内組をベースに23人が構成された。

 ジャマイカ戦メンバーからは、2得点とアピールしたシャドーのMF旗手怜央(22=順大)、ボランチのMF松本泰志(21=広島)、3バックの中央を務めたDF岡崎慎(21=FC東京)、出場はなかったがGK谷晃生(19=湘南)が選出された。

 森保監督は4人について、過去に招集した活動での評価も加味しているとした上で、「今回(長崎合宿)の活動のトレーニング、昨日(ジャマイカ戦)のパフォーマンスを踏まえてこの招集に至っている」と“繰り上げ合格”に至った経緯を説明した。

 また、欧州組からの招集はMF食野亮太郎(21=ハーツ)一人となった。発表段階では「グループステージの3試合に参加予定」という条件になっているが、会見に同席した関塚技術委員長は「まだ交渉が続いている」と、1次リーグ終了後も継続して参加できるようクラブと交渉を重ねていることを明かした。

 灼熱のタイで最大6試合を戦うU―23アジア選手権は、東京五輪に向けたシミュレーションとなる。森保監督は「来年の東京五輪に向けてシミュレーションとして生かしていけるように、できる限りの最善の準備をして臨みたい。最後まで勝ち進めるように、そしてアジアの頂点に立てるように覚悟して臨みたい」と力を込めた。

【メンバー】

▽GK 小島亮介(新潟)、谷晃生(湘南)、大迫敬介(広島)

▽DF 渡辺剛(FC東京)、町田浩樹(鹿島)、立田悠悟(清水)、岡崎慎(FC東京)、古賀太陽(柏)、橋岡大樹(浦和)

▽MF 相馬勇紀(鹿島)、森島司(広島)、田中駿汰(大体大)、遠藤渓太(横浜M)、旗手怜央(順大)、食野亮太郎(ハーツ)、松本泰志(広島)、杉岡大暉(湘南)、田中碧(川崎F)、菅大輝(札幌)、斎藤未月(湘南)、田川亨介(FC東京)

▽FW 小川航基(水戸)、上田綺世(鹿島)

【予選リーグ組み合わせ】

【A組】タイ、イラク、オーストラリア、バーレーン

【B組】カタール、日本、サウジアラビア、シリア

【C組】 ウズベキスタン、韓国、中国、イラン

【D組】ベトナム、北朝鮮、ヨルダン、UAE

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