合成麻薬MDMAの所持で麻薬取締法違反罪に問われた女優、沢尻エリカ被告(33)、電気グルーヴのピエール瀧(52)、元KAT−TUNの田口淳之介(33)…2019年は多くの芸能人が薬物事件で世間をにぎわした。そんな中、捜査当局がターゲットとして狙っているといわれるのが、あの大物芸人だ。

 来年1月31日に初公判が開かれることが決まった沢尻被告を逮捕したのは警視庁組織犯罪対策5課だ。しかし今回の逮捕は“目測”を誤ったとの指摘も少なくない。

 「家宅捜索をして押収できた薬物はMDMA2錠。何とかLSDを染み込ませた紙片も押収できたので、所持の単独犯で起訴することができたほどです」と捜査関係者。

 共同所持の共犯で逮捕したデザイナーの男性(38)は不起訴処分になった。「沢尻はこの男性から預かったと供述したが、もともと警視庁は供給元は別の人物とみていたのです。見たての甘さが浮き彫りになりました」と先の捜査関係者。

 薬物捜査で警視庁組対5課と双璧をなすのが厚生省厚生局麻薬取締部、通称マトリだ。

 「沢尻についてはマトリも長年マークしていました。こちらは本丸に入る前に、まず周辺から捜査を進めていく予定だったといいます。その過程で浮かんだ某女優のほうが先に逮捕されるとささやかれていましたから」と週刊誌記者。

 そんな中、マトリが狙っていると目されているのが、テレビでもおなじみの大物芸人だ。

 「レギュラー番組も多数持っていましたが、違法薬物の常習者としてマークされています。既婚者ではあるが、女性関係は常に騒がしいタイプ。女性と肉体関係を持つとき、違法薬物に頼っているとみられています。沢尻の逮捕で、身に覚えがある芸能人は当面薬物を自分の周囲から遠ざけるでしょうから、マトリもいったん仕切り直しです。組対5課のような綱渡りはしたくないですから。とはいえ、あきらめてはいないそうです」と先の週刊誌記者。

 来年もまだまだ騒がしくなりそうだ。

2019年12月26日 17時13分
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