24日の記者会見で南野に言及したクロップ監督 「彼のサッカースキル、そして…」
 リバプールのユルゲン・クロップ監督が26日のレスター・シティ戦に向けた記者会見で1月の加入が決まっている日本代表FW南野拓実に言及。能力の高さを称賛したうえで、「彼と一緒に働くのが楽しみ」と語った。リバプール公式サイトが指揮官のコメントを報じている。

 2014年からオーストリアのレッドブル・ザルツブルクでプレーしてきた南野はその活躍が認められ、現欧州王者のリバプールに1月1日付で加入することが決まった。違約金725万ポンド(約10億4000万円)は英国メディアでも“バーゲン”と言われ、複数ポジションをこなす万能性から貴重な戦力としての期待が高まっている。

 24日の記者会見でクロップ監督は南野の能力を改めてその能力を絶賛。チームに適応するまでの時間は必要としたが、確かな期待も口にしている。

「何よりもまず彼のサッカースキル、そしてタイトなエリアでの意思決定、スピード、ボールを奪い返そうという執念。ザルツブルクは我々と似たフィロソフィーを持っているので、カウンタープレッシングにも慣れている。それら全てが素晴らしいが、いざここにやってきた時には、どのように適応していくのかは様子を見る必要があるだろう。どうやって短期間でチームに馴染ませるというんだい? 長期的に見て、彼が我々の助けとなることは間違いない。彼と一緒に働くのが楽しみだよ」

 最速デビューは来年1月5日に予定されているFAカップ3回戦のエバートン戦とも報じられているが、クロップ監督は南野の加入を長期プランで考えている。出場機会を手にするためにも、ドイツ人指揮官のスタイルを熟知することが第一歩となりそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191224-00236736-soccermzw-socc