デビュー20周年を迎えた歌手の氷川きよしが、このところウェディングドレス姿をインスタグラム上で公開したり、プロ野球の始球式ではショートパンツ姿で美脚を披露したりするなど、新たな魅力を積極的にアピールしている様子が話題を呼んでいる。

 
そんななか、今月12日発売の「週刊新潮」(新潮社)の取材に応じた氷川が、赤裸々にこれまでの葛藤と心境の変化を告白。
『氷川きよし初告白「男らしく生きてって言われると、自殺したくなっちゃうから…」』と題された記事では、子どもの頃から体の線が細いため「女っぽい」などと言われてイジメを受けていたことなどを明かし、
歌手デビュー後も「男らしく」を求められるプレッシャーに押し潰されそうになるほど、葛藤があったと告白している。

 
それにしても、なぜ今になって、氷川自ら新たな面をアピールするに至ったのだろうか。


「今回の『新潮』での告白が初というわけではなく、ここ数年、氷川自身は徐々に自分の素の姿も見せていました。
マスコミによる合同の囲み取材などでも、自身の女性的な部分を出す発言もよくしていました。
本人は素直な気持ちを話したいようなのですが、取材後には所属事務所から女性っぽいコメントや仕草などを感じさせる部分について、事細かに使用NGの通達がメディアになされるのです。
本人の意思と事務所の意向にズレがあるということは、現場のメディア関係者なら誰でも知っていました」(マスコミ関係者)

 

今月11・12日に東京国際フォーラムで開催されたコンサートでも、こんなことがあったという。


「コンサート中に氷川は、“膝枕”の話や『手ぶらできてください』と言って手で胸を隠す仕草などをファンに披露しましたが、
取材に入っていたマスコミ各社に事務所からその部分の使用NGが出ました。
ファンに対してここまで本人はアピールしているのに、我々メディアとしても釈然としない印象を持ちました。
氷川さん自身が苦しんでいるところだと思いますよ」(別のマスコミ関係者)

 
氷川といえば、長良プロダクション創業者で芸能プロモーターだった長良じゅん氏に見いだされ、その適正なルックスから“演歌界の貴公子”としてデビューしたが、
その長良さんも2012年に旅行先の米ハワイでゴルフ中にカートの転倒事故で急逝した。


「氷川は長良さんからよく『男っぽく』と言われて、それを守ってきたのでしょうが、長良さん亡き後、事務所の稼ぎ頭である氷川さんにモノを言える人は、もはやいない。
芸歴もベテランの域に入り、本当の自分をさらけ出せる状況になったということではないでしょうか。
それがファンから受け入れられるのであれば、誰も止める理由はないし、氷川も幸せだと思いますよ」(テレビ局関係者)


「今は長良さんの長男が事務所を継ぎ、先代の右腕となった人たちがこれまで通り支えています」(芸能事務所)とのことだが、
“ありのままの”氷川の解放を祝福したい



https://biz-journal.jp/2019/12/post_134086.html
2019.12.22