2019年12月15日 18:23
https://eiga.com/news/20191215/8/

ジャン=リュック・ゴダール監督作「女は女である」「気狂いピエロ」などに出演した女優のアンナ・カリーナさんが12月14日(現地時間)、
ガンのためパリで死去したと所属事務所が発表した。79歳だった。

1940年生まれ、デンマーク・コペンハーゲン出身。
モデルとしてキャリアをスタートし、60年にジャン=リュック・ゴダール監督の「小さな兵隊」に主演し、61年にゴダール監督と結婚。
「女は女である」(61)で、第11回ベルリン映画祭で女優賞を受賞した。
64年にはゴダールと共同で映画製作会社「アヌーシュカ・フィルム」を設立。
65年にゴダール監督とは離婚したが、「はなればなれに」(64)、「アルファヴィル」(65)、「気狂いピエロ」(65)など67年まで数多くの作品に出演し、
ヌーベルバーグのミューズとして知られる。
アニエス・バルダ、ルキノ・ビスコンティ、ライナー・ベルナー・ファスビンダー、ジョナサン・ドゥミら名匠たちとの仕事のほか、舞台女優や歌手としても活躍した。

自身で衣装スタイリングを手掛けるなど、ファッションアイコンとしても人気を博した。
また、2018年9月には18年ぶりに来日、野宮真貴らミュージシャンとともにライブに参加し、歌声を披露した。

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アンナ・カリーナさん