映画監督の周防正行氏(63)が13日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月〜金曜・後5時)に生出演。麻薬取締法違反の疑いで逮捕・起訴された女優・沢尻エリカ被告(33)の出演作品が軒並み配信中止、出演予定だった来年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」も女優・川口春奈(24)で全面撮り直しになるなど現在の風潮に苦言を呈した。

 まず、「見る側というか僕らの問題だと思うんですね」と真剣な表情で語り出すと、「『それでもボクはやってない』って映画を撮った時に裁判を何本も傍聴したけど、過半数と言っても過言ではないくらい薬物事犯が多いんですよ。今までのやり方では薬物事件を撲滅できないっていうのは明らかなんですね。世界の潮流ですけど、あれを犯罪として摘発するのではなくて、そういうクスリに頼らなければいけなかった人たちのためにどういうことができるのか? そっちを工夫しないと、逆になくならない事件だろうと」と、まず問題提起した周防監督。

 その上で「(薬物犯罪は)被害者のいない事件と言われている。使った本人が一番の被害を受ける。お金を賭けている暴力団とかがあるなら、そちらの方の犯罪。もっともっと重く考えるべきだと思います」と続けた。

 最後に「作品にそういうもの(犯罪)に関わった人が出ていて、オンエアできないとか公開できないとかの状況の方がおかしいというか。何のためにそんなことをするのか。高校野球じゃあるまいし、全体責任ってやめませんかっていう感じもするので。こんなことでせっかくの作品がお蔵入りするなら、キャスティング段階で身元調査とか全部の調査しなければいけなくなる。制作者側としては受け入れる社会の方がもう少し変えて欲しいと思います」と、一映画監督として真剣そのものの表情で話していた。

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※前スレ
周防正行氏、沢尻エリカ被告らの作品自粛の状況に疑問「高校野球じゃあるまいし、全体責任ってやめませんか」
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