阪神・糸井嘉男外野手(38)が11日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の4億円でサインした。FA移籍した16年オフに4年契約を結んでおり、来季が契約最終年となる。「順調に来ていたシーズンだったんですけど、ケガをしてしまって、残念なシーズンでした」と険しい表情を浮かべた。

 糸井は8月9日の広島戦(京セラD)で左足首を負傷。10月上旬に都内の病院で「左足首の関節鏡視下クリーニング術およびじん帯補強術」を受けた。シーズン終盤を棒に振ったものの、打率3割1分4厘はチームトップで5本塁打、42打点の数字を残した。

 リハビリ中はラグビー日本代表の活躍にも刺激を受け、エネルギーをもらった。「ケガで自分の中で結構、苦しい思いしたんで、その中でこの年で手術までさせてもらったんで、その鬱憤を晴らしたい。色んなものを、そうですね。ジャッカルしたいですね」と来季への逆襲を誓った。

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