「皆さんが1年間応援してくださって、出させていただける歌の祭典なので、心を込めて歌いたい」

 大晦日のNHK紅白歌合戦にデビュー以来20年連続で出場が決まり、そうコメントした氷川きよし(42)。

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 3月に発売した「大丈夫/最上の船頭」は25万枚を超える大ヒット。7月には日本武道館で20周年記念コンサートを開催するなど絶好調の氷川。

 そんな中、熱視線が注がれているのが、彼が紅白本番で身にまとう衣装だ。

「記念公演では純白のドレスを着てブランコに乗ったり、龍をモチーフにした絢爛たる衣装を披露。これは氷川自らの演出によるものでした。

 紅白の衣装は、基本的に歌手主導で決め、衣装代も自己負担。なので、かつての美川憲一や小林幸子を彷彿とさせるようなド派手なドレスを着る案も浮上していると言われています。NHKサイドも紅白の目玉が足りない中、容認というか『話題になればOK』というスタンス」(音楽関係者)

 このところ氷川は急速に“美しさ”を増している。細い眉に念入りなメイクという妖艶なルックス。露出する機会の増えた脚は女性顔負けの脚線美を誇り、一人称は「あたし」。“演歌の王子様”のイメージには到底収まらない変貌ぶりだ。自ずと紅白衣装にも期待がかかる。

 だがこの路線は、必ずしも所属事務所の意向と一致したものではないという。

「ありのままの自分を表現したい」氷川の思い

「事務所は、従来の路線に連なる『大丈夫』はデビュー時からの古参のファンが買ってくれており、やはり王道の演歌で行くほうがいいと見ている。しかし氷川本人は『型にくくられたくない。今の自分を全部表現できる歌を歌いたい。自分の個性で生きていい。ありのままの自分を表現したい』と語るようになっている」(事務所関係者)

 紅白で“ありのまま”に自分を表現できるかは、曲目選択にかかるとスポーツ紙の音楽担当記者は指摘する。

「今年『限界突破×サバイバー』という曲を歌うコンサート映像がYouTubeに公開され、ビジュアル系と見紛うような衣装とメイクで踊り歌う氷川の様子が大きな話題に。今や再生400万回を突破している。

 氷川本人は大いに自信を得て、紅白もこの路線でいきたいはずですが、同曲は一昨年の発売。やはり順当にいくなら曲目は明るい演歌の『大丈夫』だし、衣装も落ち着いたものにならざるをえないでしょう」

 先日、インスタグラムを開設した氷川は、白ドレスをまとった写真と共に、〈何も怖くない〉と、持ち歌「あなたがいるから」の一節を引用。

 紅白で限界突破しても、大丈夫、何も怖くない!

あなたがいるから世界は美しい 何が起きても構わない 何も怖くない あなたがいるから世界は美しい あなたがいるから世界は素晴らしい from「あなたがいるから」MV by kii #氷川きよし #hikawakiyoshi #あなたがいるから

氷川きよし / HIKAWA KIYOSHI (@hikawa_kiyoshi_official)がシェアした投稿 - 2019年11月月24日午後7時23分PST


12/9(月) 6:00配信 文春オンライン
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