ポスティング制度を利用したメジャーリーグ(MLB)挑戦を表明していた読売ジャイアンツの山口俊投手と広島東洋カープの菊池涼介内野手のポスティング申請が完了した。米スポーツ専門サイト『ESPN』が3日(日本時間4日)、伝えている。

 山口と菊池がメジャーの舞台へ向けて1つの「スタート地点」に立った。両選手は3日までにポスティング申請を完了させ、MLB側がこれを受理。これにより、MLB全30球団との交渉が解禁された。同サイトによれば、期限は来年1月2日東部時間午後5時(日本時間3日午前7時)までだという。

 32歳の山口は今季15勝4敗(勝率.789)、防御率2.91、188奪三振をマークし、セントラル・リーグ最多勝、最多奪三振、最高勝率とキャリアハイの成績を収めた。日本での通算成績は427試合で64勝58敗25ホールド112セーブ、防御率3.35。先発、リリーフ両方に豊富な経験を持つが、米メディアでは先発起用にこだわっているとされている。

 29歳の菊池は今季138試合に出場して打率.261、143安打、13本塁打、48打点、14盗塁、OPS(出塁率.313+長打率.406).719。通算打撃成績は1047試合で打率.271、1117安打、85本塁打、379打点、107盗塁、OPS(出塁率.315+長打率.391).706。打撃以上にゴールデングラブ賞に7度選出されている守備が高く評価されている。

 なお、既に申請を済ませている横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手の期限は12月19日午後5時(日本時間20日午前7時)となっている。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191204-00010003-baseballc-base